JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

terra recognita  地球の記憶

2016年03月15日 | ヨーロッパ

緩やかなカーブを描く Stikliu Street スティクリュ通り ・・・
ガラスはリトアニア語で stiklas スティクラス ・・・
つまり、この通りは 『ガラス通り 』 ・・・



この界隈に暮らしていた多くのユダヤ人が、
ガラスづくりを生業としていたことに由来します。
京都などもそうですが、古い街は、
地名から歴史を想像するおもしろさがあります。



さて、ここに、
リトアニアを代表するアーティストのギャラリーがあります。



terra recognita galerija



ラテン語を用いたその名前は、
『地球の記憶 』 という意味だとか。



Saulius Vaitiekunas
アーティスト サリエス・ヴァイクエス さん (1953年ー )
(リトアニア語の発音は非常に難しく、
 聞いた音を表記するとこうなる )


(ヴァイクエスさんの作品 ご本人より写真提供 )
Green wood-white sea というタイトルの作品。
たくさんのガスマスクがモチーフに使われています。


(ヴァイクエスさんの作品 ご本人より写真提供 )
こちらは Message という作品です。



リトアニアからモダンアートを発信するヴァイクエスさんは、
これまでに世界100カ国以上で作品を発表してきました。



ビリニュス ガラス通りのヴァイクエスさんのギャラリー ・・・



私は、



何故か海の底を感じました。



ヴァイクエスさんがここで発表しているのは、



リトアニア産の素材でつくったアクセサリーです。



こちらは、バルト海の石 ・・・



リトアニアでは、
海から採取される穴の開いた石は幸運をもたらす
と信じられているそうです。

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