
現地2泊の短いジャカルタロケでしたが、
撮影以外でとてもおもしろい光景に遭遇しました。
ひとつはオジェパユ=傘屋・・。
午後のスコールの到来とともにどこからともなく現れる子供たち。
身の丈と不釣合いな大きな傘を持ったこの子供たちは、
しきりに雨宿りをする人たちに声をかけています。
そうです、彼らは雨宿りの人たちに傘を提供して
賃料を稼いでいるのです。
軒先から軒先までの短い距離の移動に傘を提供しているのです。
その移動の距離はおよそ50メートルほど・・。
相合傘ではなく、傘をさす人の後ろをずぶ濡れになって
ついて行く子供たちの姿がとてもいじらしかったです。
そして子供たちが手にするお金は、日本円で20円ほどとか。
それでも子供たちにとっては、恵みの雨なのでしょう。
もうひとつは、ジョッキーと呼ばれる人たちです。
男性女性老若に関わらずジョッキーは活躍します。
慢性的な交通渋滞の緩和策として、ジャカルタでは
時間帯を設け、1台のクルマに3人以上乗車することを
義務付けています。
つまり、1人乗り2人乗りは違法で罰金の対象となります。
規制の時間帯になると、路上にジョッキーが現れます。
1人乗り2人乗りのクルマは路上でジョッキーを拾い乗車させ、
この規制をクリアするわけです。
規制はメインストリートに限られ、規制外に出たところで
ジョッキーは料金を受け取り下車します。
ジョッキーの料金は、日本円で約200円が相場だそうです。
ジョッキー・・なんとも言い得て妙なニックネームだと思いました。
この子どもと相合傘で移動するのですね
ジョッキーのお仕事も、なんともユニークですね