
2001年5月9日のニューヨーク。

ワールドトレードセンター。
この4か月後に『9.11』 ・・・

そして、

2003年のニューヨーク。

この年、
興味深い人物にインタビューしました。

マンハッタンから
北へクルマでおよそ2時間。

Upper State
アッパーステート ・・・

静かな住宅街 ・・・

ここに暮らすボクサーさんは、

1961年公開の映画
「ウエストサイド物語」の録音技師。

撮影当時のエピソードを
聞かせてくれました。

『ジョージ・チャキリスはタフだった。
いい意味で悪童だったね。
ダンスに絶対の自信を持っていて
輝いていた。』

『ダンスシーンでは、ウエストサイドの
ワンブロックを完全に封鎖し、
何十メートルもケーブルを這わせ、
カメラから見えないところに
スピーカーをおいて、
大音響で撮影した。』

『みんなノリノリだった。
実に楽しい撮影だったよ。』

ボクサーさんは宝物を見せてくれました。

『地獄の黙示録』 ・・・

『カンバセーション』 ・・・

ふたつの音響賞です。

残念ながらこのインタビューの6年後、
ボクサーさんは他界されました。

スラム化が進んでいたウエストサイドの
街並みは撮影後一掃され、

その跡地に、メトロポリタン劇場や
ジュリアード音楽院などを擁する
”リンカーンセンター” が誕生しました。

それにしても懐かしい。
West Side Story
Tonight
リメイク版で ・・・
JFK-World
ダウンタウンのバスケット場は、映画で使われた場所ですか?
現在のリンカーンセンターのあたりにはスパニッシュ系の住宅があり、その周辺一帯がロケ地だったと聞きました。
バスケットコートに関しては情報がありません。