
『Campo カンポ 』 と呼ばれる
ベネチアの街の中にたくさんある広場 ・・
その大きさは様々です。

運河で紡がれた街 ・・
『Calle カッレ 』 と呼ばれる小路は狭く、

立ち話をするにも広場が必要です。

少し大きな広場には、

カフェがあり、

教会があります。

そして、井戸があります。

19世紀末にイタリア本土から上水道がつながるまで、
ベネチアではこれらの井戸に雨水を溜めて
生活用水としていました。

(映画 『旅情 』 より )
映画 『旅情 』 の中にも井戸が登場します。

この映画がつくられた1955年には、
ベネチアには既に上水道が完備していたわけですから、
このシーンは、巨匠 デビッド・リーン監督の意図による
ベネチアらしさの表現だったのでしょう。

小さな広場にも井戸があります。

井戸にはレリーフが施されています。

また、井戸には何故か寄りかかる観光客の姿 ・・
ベネチアの広場でよく見かける光景です。
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