イタリアで最も古いカフェ 「Caffe Florian カフェ フローリアン 」
(世界的に見ても最古のひとつ )
サン マルコ広場の鐘楼に向かって右側 ・・
行政庁舎の1階回廊 ・・
(2月28日のブログ参照 )
広場に響く専属楽団の演奏 ・・
創業は1720年。
その頃、日本は江戸 享保年間です。
17世紀、
ベネチアではトルコ産のコーヒー豆が取引されるようになり、
コーヒーを嗜む習慣が一気に広がりました。
およそ300年の歴史が刻み込まれた 「カフェ フローリアン 」 ・・
店内には、広場のざわめきがほとんど届いてきません。
天井を飾るフレスコ画 ・・
壁にも ・・
カフェ フローリアンは、
芸術家、文化人、政治家などが集うカフェでした。
また、18世紀のベネチアで、女性の入店が認められていた
ただひとつのカフェであったといわれています。
ドイツの詩人 ゲーテ (1749年ー1832年 )
イギリスの作家 チャールズ・ディケンズ (1812年ー1870年 )
そして、バイロンなどがここを訪れています。
警戒厳重な監獄を脱獄したカサノバは、
ベネチアを逃げ出す前に、
ここカフェ フローリアンでエスプレッソを
一杯喫していったそうです。
これは、後年のつくり話でしょうが、
さもありなん ・・ 店内にはそんな雰囲気が漂っています。
(3月6日のブログ参照 )
『人間は自由である。
自分の自由を信じなければ、自由でなくなる。
吹く風に飛ばされてどこまでも ・・
これが私の流儀である。 』
ジャコモ・カサノバ 『回想録 』 より
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