JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

Caffe Florian カフェ フローリアン

2013年03月07日 | ヨーロッパ

イタリアで最も古いカフェ 「Caffe Florian カフェ フローリアン 」
(世界的に見ても最古のひとつ )



サン マルコ広場の鐘楼に向かって右側 ・・
行政庁舎の1階回廊 ・・
(2月28日のブログ参照 )



広場に響く専属楽団の演奏 ・・



創業は1720年。
その頃、日本は江戸 享保年間です。



17世紀、
ベネチアではトルコ産のコーヒー豆が取引されるようになり、
コーヒーを嗜む習慣が一気に広がりました。



およそ300年の歴史が刻み込まれた 「カフェ フローリアン 」 ・・



店内には、広場のざわめきがほとんど届いてきません。



天井を飾るフレスコ画 ・・



壁にも ・・

カフェ フローリアンは、
芸術家、文化人、政治家などが集うカフェでした。
また、18世紀のベネチアで、女性の入店が認められていた
ただひとつのカフェであったといわれています。



ドイツの詩人 ゲーテ (1749年ー1832年 )
イギリスの作家 チャールズ・ディケンズ (1812年ー1870年 )
そして、バイロンなどがここを訪れています。



警戒厳重な監獄を脱獄したカサノバは、
ベネチアを逃げ出す前に、
ここカフェ フローリアンでエスプレッソを
一杯喫していったそうです。
これは、後年のつくり話でしょうが、
さもありなん ・・ 店内にはそんな雰囲気が漂っています。
(3月6日のブログ参照 )



『人間は自由である。
 自分の自由を信じなければ、自由でなくなる。
 吹く風に飛ばされてどこまでも ・・
 これが私の流儀である。 』

ジャコモ・カサノバ 『回想録 』 より

jfk-world 












コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Ponte dei Sospiri ため息の橋 | トップ | 小路と広場 そして井戸 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ヨーロッパ」カテゴリの最新記事