オーチャード通りを歩いていると、
実に様々な民族がここに暮らしていることがわかります。
統計的なマジョリティは中華系で、
500万人弱の人口のおよそ75パーセントを占めます。
その他に、
インド系、アラブ系にいたっては、ひとつの街が出来るほど ・・
シンガポールはまさに人種のるつぼであるといえます。
強いリーダーシップを発揮し、多民族の力を結集し、
今日の豊かな繁栄に導いたのが
初代首相 = リー・クアンユー (1923年ー) です。
イギリス ケンブリッジ大学で学んだリー・クアンユーは、
1959年シンガポール初の首相となり、「開発独裁」 を体現し、
独裁政権下ながらシンガポールの経済的繁栄を実現しました。
彼は 「優秀な人間が国を育てる」 という哲学の下に、
徹底したエリート教育を浸透させました。
多彩な民族が織り成す力 ・・
小さな国だから出来ること ・・
それが暗黙の国是となって、
シンガポール発展の礎になってきたと思います。
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