1000年以上の時が刻み込まれた 「サン マルコ広場 」 ・・
ロシアの 『赤の広場 』 や中国の 『天安門広場 』 など、
世界には名だたる広場がたくさんありますが、
クルマの騒音が全くしない広場は非常にめずらしいと思います。
(2008年11月1日のブログ参照 )
早朝にはおびただしい数の鳩 ・・
広場は、三方を建物に囲まれています。
これらの建物は行政庁舎です。
ベネチアの行政のすべてがここで執り行われていました。
ベネチアの歴史とともに増改築を繰り返してきた建物 ・・
最後の増改築となったのは、
ふたつの行政庁舎をつなぐように建つ
『ナポレオンの翼 』 と呼ばれるこの建物です。
ナポレオンの征服以降に建てられました。
現在は美術館となっています。
建物の1階は、カフェやショップが並ぶ回廊になっています。
回廊からは広場、そして鐘楼が望めます。
思えば、
ここは東京都庁と霞ヶ関のような役割を果たしてきたわけです。
中世、この広場を闊歩していたでろう行政官たち ・・
どんないでたちで、どんな会話を交わしていたのか ・・
空想は尽きません。
一枚の貴重な写真があります。
1902年7月14日 午前9時52分に起きた
鐘楼の自然崩壊の瞬間を捉えた写真です。
ベネチアは、いたるところが歴史絵巻です。
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