人口およそ500万人のシンガポールには、
年間およそ700万人の観光客が訪れます。
ほとんどの観光客の滞在場所となるホテルは、
どこも心地よいもてなしの工夫にあふれています。
たとえば、リッツ・カールトン ミレニアの 「ハイ ティー」 も、
アートな空間でゆったりとした英国文化が味わえます。
「アフターヌーン ティー」 と 「ハイ ティー」 は、
その歴史において少し違いがあるようです。
19世紀のイギリス上流階級、特に女性たちの社交として
はじまったといわれる 「アフターヌーン ティー」 ・・
それに対して 「ハイ ティー」 は、
労働者階級の簡単な夕食としての沿革があるといわれています。
ソファにゆったりと座って味わう 「アフターヌーン ティー」 ・・
「ハイ ティー」 は、
簡単な夕食ですからディナーテーブルに置かれます。
つまり、「ハイ ティー」 の 「ハイ」 は、
テーブルの高さの違い = High ハイ を表しているという説があり、
とてもおもしろい話だなと思いました。
いまでは、どちらもラグジュアリーなお茶の時間のことですが ・・
ホテルの部屋にも工夫が凝らされています。
リッツ・カールトン ミレニア では、
横になったとき、シンガポールの夜景が最も美しく見えるように、
ベッドが少し高くつくられています。
バス ルーム の窓いっぱいにも夜景が広がります。
この日、Chinese New Year の終わりを告げる花火が、
マリーナ ベイ の夜空に轟きました。
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