Isle Nou
ヌー島
ヌーメアから望める島 ・・
かつては孤島でしたが、
いまは埋め立てによって陸路でつながっています。
1854年から1922年まで、
フランスの流刑地であったニューカレドニア ・・
当時、本国では、ナポレオン 3世による 『第 2帝政 』 ・・
そして、市民蜂起によって樹立した
短い革命政権 『パリ・コミューン 』 を経て 『第 3共和制 』 へと、
激動の時代を迎えていました。
多くの政治犯、
そして犯罪者が流刑地 = ニューカレドニアへ送られました。
その総数は、2万人以上といわれています。
(8月 15日のブログ参照 )
流刑者が働いたパン工場跡 ・・
華やかなヌーメアとは対照的に、
時間が止まってしまったような印象の 「ヌー島 」 ・・
1882年に建てられた教会 ・・
ノスタルジーあふれる劇場 ・・
ヌー島は、独特の空気に包まれています。
暑さをしのぐために空気口が設けられた建物は、
流刑地を統治した政府高官の庁舎です。
庁舎の裏には小さな船着き場があります。
ここから毎日大勢の流刑者が船に乗り込んで、
ヌーメアの開拓・整備に出かけて行ったそうです。
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