12世紀に建てられたストラホフ修道院・・
17世紀には、バロック様式の美しい図書室が増設されました。
「神学の間」 と名づけられた図書館です。
蔵書の数は、2万冊に及ぶといわれています。
私は、これまでこんなに美しい図書館を見たことがありません。
フィンランドのヘルシンキ大学、
アイルランドのトリニティカレッジの図書館も美しかったですが、
この 「神学の間」 にはおよびません。
天井いっぱいにはフレスコ画が描かれています。
フレスコ画独特の鮮やかな色合いは、
神々しさの中に一抹の明るさを創出しています。
毎日の立ち居振る舞いのすべて、一挙手一投足の細部までに
修行の意味が問われる修道院にあって、
あらゆるものは美学によって支えられている・・
「神学の間」 を見たとき、そんな思いを持ちました。
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