
Rautatieasema ヘルシンキ中央駅
フィンランドの陸の玄関口です。

ヘルシンキ中央駅の開業は1860年 ・・
現在の新駅舎の完成は1919年 ・・
新生フィンランドの象徴でもありました。
(フィンランドの帝政ロシアからの独立は1917年 )

設計は、国立博物館の設計者でもある (8月29日のブログ参照 )
Gottlieb Eliel Saarinen
ゴットリーブ・エリエル・サーリネン (1873年ー1950年) です。

サーリネンは、20世紀初頭、
フィンランドに
アール ヌーヴォーの建造物を数多く建てた建築家です。
後にアメリカに移り、
エンパイアステートビルディングなど
アール デコ の超高層ビル デザインに大きな影響を与えました。
また、アメリカの建築家
Eero Saarine エーロ・サーリネン (1910年ー1961年) は、
彼の息子です。


芸術性があり、そしてなお実用的であること ・・
フィンランドのデザイン ポリシーは、
このヘルシンキ中央駅にも生かされています。


人を迎え入れ、送り出すという駅本来の機能以外のものは、
目立たないように配置されています。
今回の撮影行程の中で訪れたアムステルダム中央駅との
大きなデザイン ポリシーの違いを感じました。
(6月8日のブログ参照 )


駅構内で野菜が売られていました。
きっと朝採れた新鮮な野菜でしょう。
人の手から人の手へ ・・ 温もりが伝わっていく光景です。
jfk-world