カイロにある エジプト考古学博物館。
ここに展示されている
”ツタンカーメンの黄金マスク”
1965年初来日の時は
日本中が湧きました。
頭部の蛇と禿鷹は王権の象徴です。
また、純金製の小さな棺には、
復活の日のために、
ツタンカーメンの
内臓が保存されています。
ツタンカーメンのミイラが
納められていた第二の棺も純金製。
重さは110kgだそうです。
(第三の棺)
実はこの時、
私たちは黄金色を美しく表現するため
照明を当てて撮影していました。
黄金は光り輝き、
たまたま居合わせた見学者から
とても感謝されました。
(黄金の玉座)
1922年、
ツタンカーメン王の墓が発見された時、
王のそばに野の花が添えられていた
という逸話があります。
(ツタンカーメンと妃)
通常埋葬品に生花を添えることはなく、
妃がそっと王に手向けたものではないか
と言われています。
幼い妃の恋心 ・・・ やさしさ?
謎に包まれた古代エジプト ・・・
その歴史に迫る諸説の多くは
憶測の域を出ません。
だからこそ想像が広がり、人はそこに
自由なロマンを見出すのでしょう。
こちらは、
エジプト人考古学博士 イマンさん ・・・
日本に留学経験があり、日本語を
ほぼ完ぺきにマスターしている方です。
彼女の希望で、
私たちは『信子さん』と呼んでいました。
アラビア語の ”イマン” は
日本語の 『信』 ・・・ だからです。
さて、諸説紛々の古代エジプト ・・・
私たちは彼女の意見を尊重しました。
地球を西へ ・・・
これまでに撮影・取材した
おもしろい場所と話題を紹介しています。
Merrilee Rush
Angel of the Morning
アメリカ西海岸生まれのシンガー。
彼女は現在78歳。
この曲は1968年のヒット曲。
時代は ヒッピームーブメント の頃。
ちょっと意味深な朝の天使です。
JFK-World
想像してたよりは小さく見えました。
興奮のあまり、ミニチュアのペンダントまで購入。
意気揚々と身に着けてましたが、今見たら、ちょっと、恥ずかしい。
勢いというのは恐ろしいものですね。
カイロの空港では、お土産のほぼ実物大ツタンカーメンを持った人をよく見かけます。
収納が難しいようで、皆さん盾のようにして持ち歩いています。(裏にちゃんと取っ手が付いています)
前方から仮面が向かってくるようで、とてもおもしろい光景です。
ツタンカーメンを目の前で見たときは、凄いの一言。
王妃が捧げた矢車草が茶色になって(長さが1mくらいありました)在りました。
短歌を私は始めたばかりで、平成24年7月に詠んでいます。
○黄金のマスクは永久に輝けりツタンカーメン十八に死す 涼風
○黄金の棺に残る花束は王妃の捧ぐる矢車草と
○武装せし兵士の守る辻や橋アラブの春のひだねはや見ゆ
私達の旅行の2ヶ月後にアラブの春が起こりました。
時空を超えたスケールの大きい短歌ですね。
どれも素敵です。
黄金のマスクは記憶に残っていませんが、棺の横を歩いたことを憶えています。
中学時代にカーター氏の発掘物語などを読んでいて、
エジプトの遺跡に関心を持つようになりました。
いまでもエジプト関連の番組があると、ついチャンネルを合わせてしまいます。
ファラオ、ピラミッド、ミイラ、象形文字、呪い、神殿 ・・・ など、古代エジプトにはロマンやドラマがありますね。
私も子どもの頃、古代エジプト関連の本を読みながら寝入ってしまい、自分がファラオになる夢を見たりしました。