Rene Lalique
ルネ・ラリック (1860年ー1945年 )
アール ヌーボー、アール デコの時代を代表する
フランスのガラス工芸家。
『Belle Epoque ベル エポック (美しい時代 ) 』
と呼ばれる20世紀初頭のパリで活躍したアーティスト。
(1月21日、5月15日のブログ参照 )
VSOEの多くの乗客が、
いちばん印象に残った車両に 『ラリック 』 を挙げます。
走る車両が受ける外の光によって浮かび上がる官能的な構図 ・・
その独特の世界観は多くの人を魅了します。
宝飾デザイナーとして
そのキャリアをスタートさせた 「ルネ・ラリック 」 ・・
エッフェル塔を誕生させた1900年のパリ万博に
作品を出品したラリックは注目を集めました。
しかし、その後の時代の急激な変化 ・・
後に 『ベル エポック 』 といわれる20世紀初頭のパリは、
女性たちのライフ スタイルが急激に移り変わった時代です。
流行はめまぐるしく多様化し、
最早宝飾デザイナーとしては通用しなくなったラリックは
香水のビンに注目しました。
彼が生み出す香水ビンは、多くのパリジェンヌに支持されました。
やがて時代はアール デコへ ・・
時代が求めるセンスをいち早く取り入れたラリックは、
豪華客船などのインテリアも手がけるようになりました。
そして、当時の時代を代表するオリエント急行も ・・
この作品は1928年の作品です。
タイトルは 『人物とぶどう 』 ・・
ワインの神バッカスの祭りをテーマに、
たわわに実るぶどうとそれを祝う男女が描かれています。
(映画 『オリエント急行殺人事件 』 より )
映画の中にも忠実に再現されていました。
(映画の中の車両はセット )
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