シベリウスが、愛する妻 アイノ ・・
そして 5人の娘と暮らした 「アイノラ 」 ・・
(9月 6日のブログ参照 )
この家には、
小さな雑音さえ作曲のための集中力を妨げるという理由から、
シベリウスが亡くなるまで水道管が敷かれませんでした。
「アイノラ 」 でシベリウスは、5人の娘たちには十分な部屋を与え、
娘が嫁いで家を出て行くたびに、
空いた部屋を自分の書斎や寝室に変えていきました。
自らの机に置いた妻 アイノの母の写真からは、
シベリウスの細やかな家族への愛情が伝わってきます。
また、海外に赴くことが多かったシベリウスは、
アイノが好きだったコーヒーカップを
お土産に買って帰ることを欠かさなかったそうです。
妻 アイノもまたピアノの才能を天から授かった女性でした。
シベリウスが妻 アイノに対して言ったこんな言葉があります。
『鉄のように強い意志と情念が君には秘められている』
ひとりの女性としてアイノを愛し、
そしてまた人間として、さらには芸術家として尊敬していたことが
この言葉から伺えます。
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