私たちは、「アイノラ 」 で、シベリウスの研究家に話を聞きました。
研究家は、
シベリウスの旋律にはフィンランド人の魂が込められている ・・
それは、民族の叫びなのです ・・と熱く語ってくれました。
彼はまた、シベリウスの妻 アイノ についても語ってくれました。
精力的に海外で演奏活動を続けるシベリウスが不在の間、
アイノ は庭に食用となるハーブを植えるなど
家庭を守り、つつましく暮らしていたそうです。
アイノ は庭作りにも才能を発揮し、
リンゴの栽培においては表彰されたこともありました。
アイノ が丹精こめてつくりあげた庭は、
「アイノラ 」 に誰も住まなくなったいまも
当時のままで保存されています。
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