「塩の大平原 」 に残る湖 ・・・
(12月2日のブログ参照 )
太古の昔、
ユタ州周辺のアイダホ州やネバダ州、
さらにはカリフォルニア州にまで広がっていた
巨大な湖 = Lake Bonneville ボンネビル湖は、
強い陽射しによる旱魃のため、
現在は 「Great Salt Lake グレートソルト湖 」
を残すのみとなりました。
琵琶湖より少し小さめ ・・・
「グレートソルト湖 」 には、いくつか大きな島があります。
その多くには、19世紀 (1850年頃 ) 、
湖を探検した冒険家の名前が付けられています。
たとえば、 「グレートソルト湖 」 で2番目に大きいこの島は、
探検家 = Howard Stansbury ハワード・スタンズベリーに
因んで 『スタンズベリー島 』 と呼ばれています。
中東の 『死海 』 に次ぐ
高い塩分濃度の 「グレートソルト湖 」 は、
古くからのリゾート地です。
(1900年の写真 ウィキペディアより )
19世紀末には、
末日聖徒イエス・キリスト教会 (モルモン教 ) が
中心となって、現在の 「I-80 」 に近い湖畔に
リゾート施設が建設されました。
施設の名前は 『Saltair ソルトエア (潮風 ) 』 ・・・
ニューヨークの 『コニーアイランド 』 を
モデルにしたそうです。
その後、施設は、
火災焼失などが原因で2度再建されました。
いまの 『ソルトエア 』 は1980年代に建てられた3代目 ・・・
音楽コンサートなどを中心とした会場です。
「グレートソルト湖 」 はまた、
渡り鳥の飛来地としても有名です。
高い塩分濃度でも生息出来る海老などを捕食するため、
多くの鳥がやってきます。
(1930年代のポスター )
かつて人で沸いた 「グレートソルト湖 」 ・・・
高塩分のため
プカプカ浮く海水浴を楽しめることが強調されていました。
しかし、地元の人いわく ・・・
『リゾートブームはもうずいぶん前に終わった ・・・ 』
湖畔には人影が疎らでした。
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