Broadway ブロードウェイ ・・・
アルカトラズ島連邦刑務所 の
両側に独房が並ぶ通路はこう呼ばれました。
ここに収監された有名な犯罪者たち ・・・
向かって左はアル・カポネ ・・・
ニックネームは
スカーフェイス (頬に傷のある) ・・・
犯罪者ですが、
ニックネームが付いているのがおもしろい。
レジェンド ・・・ でしょうか。
中央はマシンガンケリーこと
ジョージ・ケリー ・・・
右は、アーサー・ドク・バーカー
強盗、殺人において常に冷静だったことから
“ドク (ドクター)” と呼ばれました。
彼は、1939年、脱出を試み射殺されました。
左は、バンピー・ジョンソン ・・・
彼は、映画 『コットンクラブ』 や
『アメリカンギャングスター』 に登場します。
右は、元プロボクサーの
ミッキー・コーエンです。
風変わりな収監者といえば
“バードマンオブアルカトラズ” こと
ロバート・ストラウドです。
彼は鳥の研究家で、
獄中で論文を書いています。
彼の生涯は、1962年公開の
アメリカ映画 『終身犯』 で
バート・ランカスターが演じています。
(映画の原題は Birdman of Alcatraz)
歴史を変えた犯罪者といえば
ヘンリー・ヤングです。
彼が受けた常軌を逸した虐待が
時の司法長官ロバート・ケネディを動かし、
1963年アルカトラズ連邦刑務所は閉鎖になりました。
この出来事は、1995年公開の
アメリカ映画 『告発』 で描かれています。
さて、これは1963年3月21日、
最後の受刑者が釈放になり
アルカトラズを去った時の写真です。
彼はこんな言葉を残しています。
“Alcatraz was never good for nobody”
『アルカトラズは
(囚人、看守) 誰の役にもたたなかった』
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フェリーの桟橋にはアル・カポネの言葉 ・・・
“It looks like Alcatraz has got me licked"
『アルカトラズでは俺もただの一囚人だった』
賄賂や圧力による特別待遇を認めない
アルカトラズの厳格さが窺えますね。
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