16世紀半ば、クスコを征服し
リマに副王領の新首都を築いたスペイン人は、
豊かな鉱物資源が眠るボリビア内陸への中継地として、
「ラパス 」 の街を築きました。
リマからラパスへ ・・
そこには 「インカ道 」 が存在し、
スペイン人はそれを活用したことが窺えます。
(2013年11月30日のブログ参照 )
スペイン人がこの街につけた名前は、
「Nuestra Senora de La Paz 平和の聖母 」 ・・
「La Paz ラパス 」 は平和を意味します。
街の中心には、
スペイン植民地時代の象徴であるカトリック教会 ・・
『Basilica de San Francisco 聖フランシスコ教会 』
教会の前には、 『Cholita チョリータ 』 と呼ばれる
独特の民族衣装に身を包んだ女性たち ・・
プーノ、クスコ、リマでも見てきた光景です。
(2013年7月16日のブログ参照 )
世界中どこでも、
民族衣装を日常に残しているのは女性のほうです。
女性のほうが保守的ということでしょうか ・・
ちょっとした謎ですね。
標高3600メートルの高地に位置するラパスは、
一年中肌寒い気候です。
(平均気温は一年を通じて10度前後 日中の陽射しは強い )
一気に冷え込む夜 ・・
しかし、ここはラテン アメリカ ・・ 街は熱気にあふれます。
そして、冷たく澄んだ空気は、
すり鉢の底に広がるような街の夜景をいっそう際立たせます。
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