1975年、アメリカ合衆国 建国200周年記念事業の一環として、
また、当時盛り上がりの気運を強く見せていた
『ハワイアン ルネサンス 』 を追い風に、
古代ポリネシアの船が復活しました。
(2月14日のブログ参照 )
Hokulea
ホクレア
その意味は 『喜びの星 』 ・・
全長およそ19メートル
全幅およそ5メートル
乗員は最大16名
貿易風に乗れば、時速40キロメートル以上に達するそうです。
現代の航法機器や装置は一切搭載させず、
古代の航法 (スター ナビゲーション )を実践することが
ホクレアをつくることの目的のひとつでした。
1976年 5月、「ホクレア 」 は古代の航海術で、
33日間をかけてハワイからタヒチまでの航海を成功させました。
その後、
ハワイ、ニュージーランド、ラパ ヌイ (イースター島 ) 間の
航海を成功させ、(ポリネシアン トライアングル )
古代ポリネシアの人々の勇気ある航海を実証しました。
(2011年8月27日、12月1日のブログ参照 )
ホクレアは、
これまでに古代の航海術だけで実に多くの航海を行ってきました。
2007年には日本にも寄港しています。
(沖縄、長崎、横浜など )
Nainoa Thompson
ナイノア・トンプソン (1953年ー )
ポリネシア航海協会 会長
ホクレアの最初の航海からのクルーであり、
現在に至るまで何度も航海長を務めたトンプソン氏は、
その卓抜した 『スター ナビゲーション技術 』 で
尊敬を集める人物です。
また、『カメハメハ スクール 』 の理事も務め、
ハワイアン スピリットを尊重し、
その存続の大切さを唱えるリーダーのひとりです。
(7月5日のブログ参照 )
トンプソン氏は、
著書 『ホクレア号が行く 』 の中でこんな言葉を著しています。
『 いまという現実だけを見ていくのではなく、
過去を理解してはじめて、
明日のためのよりよき判断が下せるのです。 』
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