ワイキキの山側を走る 『アラワイ運河 』 ・・
陽が傾き始める頃になると、
カヌーの練習のために若者たちが集まってきます。
広大な 『ポリネシア トライアングル 』 を行き来し、
それぞれの島に定住していった古代ポリネシアの人々にとって、
「カヌー 」 は、近隣の島々を巡るために欠かせない
大切な生活の 『足 』 だったに違いありません。
タヒチの若者たちがそうであるように、
ハワイの若者たちもそんなカヌーに情熱を傾けます。
(2011年10月16日のブログ参照 )
21世紀のいまも、ポリネシアン スピリットは受け継がれています。
Wallace F Froisett
ワレス・フロアゼット さん
『ホクレア 』 プロジェクトにも参加したカヌー製作者です。
(7月9日のブログ参照 )
フロアゼットさんのこだわりは 『木づくりのカヌー 』 です。
人が自然の素材と向き合って生み出すもの ・・
そこには、計り知れない未知の力が宿ります。
古代ポリネシアの人々は、それをマナ = 霊力と呼びました。
(2011年8月25日、10月9日のブログ参照 )
力いっぱいカヌーを漕ぐ若者たち ・・
優しく見守るフロアゼットさん ・・
フロアゼットさんはこんなふうに語ってくれました。
『ハワイの若者は、女性はフラを踊っている時、
男性はカヌーを漕いでいる時がいちばん美しい ・・ 』
jfk-world