JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

祭壇を飾る絵画

2013年05月10日 | ヨーロッパ

「ベローナ大聖堂 」 のいくつもの祭壇には、
それぞれ歴史があります。
(5月9日のブログ参照 )
『最後の晩餐 』 が掲げられたこの祭壇は、
18世紀半ばにつくられました。



作者は、ベローナで活躍した画家
Giovanni Battista Burato ジオバンニ・バティスタ・ブラートです。



多くの聖人の絵に囲まれたこの祭壇は、
15世紀半ばにつくられました。



祭壇を飾る絵は18世紀前半の作品 ・・
作者は Sante Prunati サンテ・プルナティ (1656年-1728年 )
プルナティもまたベローナを中心に活躍した画家です。



こちらも15世紀半ばの祭壇 ・・



聖母が描かれた絵は、
サンテ・プルナティの息子
Michelangelo Prunati 
ミケンランジェロ・プルナティ (1690年-1756年 ) の作品です。



贅を尽くしたという印象のパイプオルガン ・・
16世紀後半に製造されたものです。
金箔で仕上げられたこのオルガンには、
扉にも重厚な絵が描かれています。



ひと際豪華な主祭壇 ・・
崇高な神に導かれるように近づくと、



天上全体を飾るフレスコ画に圧倒されます。



祈りの場には、
何百年にもわたる人の想いが刻み込まれています。

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