
朝陽に輝くこの建物は、
イスラム建築の特徴のひとつである楼門です。

楼門の先には クトゥブ ミナール があり、

そして、モスクがあります。

Quwwat ul-Islam Mosque クッワト アルイスラム モスク

奴隷の出自でありながら、
スルタンにまでのし上がった
クトゥブ・アッディーン・アイバク・・・
(そのため
アイバクが築いた帝国は 『奴隷王朝 』 と呼ばれる )

彼の夢の結晶です。

回廊には、
美しいレリーフが施された列柱を見ることができます。

これらは、アイバクが征服した
ヒンズー教の寺院などから略奪したもの ・・・

イスラム教では偶像崇拝が認められないため、
女神や動物以外をモチーフとした列柱が選ばれています。

「クッワト アルイスラム モスク 」 最大の見所は、

『アショーカ王の鉄柱 』 です。
(アショーカ王は
紀元前3世紀頃に全インドを統一した伝説の王 )

実際には、アショーカ王の時代のものではなく、
5世紀頃につくられたものです。

この鉄柱は、1500年以上にわたり錆びることがなく、
OOPART オーパーツ のひとつといわれています。

また、この鉄柱には、
触れると幸福になるという言い伝えがあり、
かつて多くの人が群がったそうです。

そのため、現在は柵が施されています。

クトゥブ ミナールから続くこの場所は、

Qutub complex クトゥブ・コンプレックス
と呼ばれています。
地球を西へ ・・・
これまでに撮影・取材したおもしろい場所を紹介しています。
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