ディジョン美術館 でまず圧倒されるのは、
宗教画の数の多さです。
どれも神々しく美しい ・・・
また、こちらは祭壇です。
(フランス革命以前 ウィキペディアより写真借用 )
ディジョンの郊外にある
Chartreuse de Champmol シャンモル修道院
(現在のシャンモル修道院 ウィキペディアより )
14世紀から15世紀、
ブルゴーニュ公国 のロイヤルファミリーは、
死後ここに埋葬されました。
これは、その礼拝堂の祭壇です。
さらに、歴代ブルゴーニュ公の肖像画 ・・・
フィリップ2世 豪胆公 (1342年ー1404年 )
1363年、ディジョンに拠点を置き、
ブルゴーニュ家支配の基礎を築いた王。
フィリップ3世 善良公 (1396年ー1467年 )
フランス語では Philippe le Bon
善良という日本語は直訳過ぎると思います。
(フィリップ3世については追って紹介 )
イザベル・ド・ポルテュガル (1397年-1471年 )
フィリップ3世の3番目の妻。
グランドホテル ラ クロシェ の廊下に
同じ絵が飾ってあります。
そして、ブルゴーニュ公国最後の王
シャルル 突進公 (1433年ー1477年 )
フィリップ3世とイザベル・ド・ポルティガルの長子。
反フランスを貫き、ルイ11世に立ち向かい、
無謀なブルゴーニュ戦争で敗死。
わずか100年余りの繁栄の中で輝き、
散っていった人々 ・・・
そんなブルゴーニュ王室の御霊を見守ってきた祭壇 ・・・
王国の崩壊 ・・・ フランス革命 ・・・
接収、解体などの運命を生き抜いた祭壇はいま、
棺 と共にディジョン美術館に収められています。
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