長崎の西南およそ20kmの海に浮かぶ
軍艦島 (ぐんかんじま)
世界遺産の島です。
正式名は端島 (はしま)
軍艦のように見えることから、
1920年代から
軍艦島と呼ばれるようになりました。
1810年頃、
この海域で石炭が発見されます。
巨大な海底炭鉱です。
1890年、
岩だけの島は防波堤で囲まれ、
そこに町がつくられました。
それは、
海底の石炭を掘り出すための町。
私がこの島の存在を知ったのは、
1980年代に見たあるCM ・・・
公共広告機構 いつも考えていたい私たちの資源 CM 1982年
えっ、これが日本?
そのCMには大きな衝撃を受けました。
初めてこの島を目の当たりにした時、
私の頭をよぎったのは
香港の 九龍城 (くうろんじょう) 、
そして、サンフランシスコの
アルカトラズ島 でした。
最盛期、
毎日およそ600トンの
石炭を送り出した島 ・・・
日本の繁栄に貢献した島 ・・・
石炭を採ることだけを
目的につくられた島ですが、
ここには1974年まで、
多くの人々の暮らしがありました。
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