フジコの真っ赤な部屋

bitterな年頃フジコの話。
気になること、体験談等をできる限り辛口に語りたい。

おひとついかが?

2005-06-16 | 【会員制】秘密倶楽部「オーヴ」
ここは東京のとある街。ネオン街からは少し外れたところに【会員制】秘密倶楽部「オーヴ」の扉は設けてある。特に看板は出していない。重厚な扉だけが、この店の目印。 今夜も常連のお客がやってくる。ここは会員制。一見さんはお断りなのだ。そして、秘密。ここであったことは全て秘密・・・。不思議な空間に、秘密の事柄。それがここ、「オーヴ」の楽しみ方なのだ。                            . . . 本文を読む

黄色い部屋(オーブママの秘密)

2005-02-25 | 【会員制】秘密倶楽部「オーヴ」
「誕生日祝いに・・・。」 そう言って花束を贈ってくれた。 いつでも彼は、決まって黄色の花を私に贈る。 そんな昔話を思い出し、今年も部屋一面に咲いた黄色い花を眺めながら ひとつ歳をとる。 彼には奥さんがいた。 直接会ったことはないけれど、彼好みの小柄なアジアンビューティーらしい。 私達が出会った時には、彼にはもう奥さんと子供がいて本当に幸せそうだった。 私が彼に近づいたのは、その幸せを分けて . . . 本文を読む

【会員制】秘密倶楽部「オーヴ」の夜

2004-10-08 | 【会員制】秘密倶楽部「オーヴ」
今夜もあの重厚な扉の向こうには 妖しくも美しい、不思議な空間がある。 「秘密倶楽部・オーヴ」 不在の店主の代わりに切盛りしているのが、チーママのお玉である。 今日は新人面接を行うため、少し早めの出勤をしていた。 ラウンジやバーの募集広告というのは、極めてシンプルである。 たいていは、年齢制限と時間帯を書いたものだが ここ「オーヴ」では、店の形態が少々特異なため、更に簡素な募集広告になっていた。 . . . 本文を読む

【会員制】秘密倶楽部「オーヴ」

2004-10-07 | 【会員制】秘密倶楽部「オーヴ」
ここは東京のとある街。 ネオン街からは少し外れたところに「オーヴ」の扉は設けてある。 特に看板は出していない。 重厚な扉だけが、この店の目印。 一見さんはお断り。そして地位も名誉もある人間だけがこの扉を開けることができる。 政財界のトップが、夜な夜な訪れるちょっと不思議な空間だ。 ここの店の主人はフジコ。 いつも店に出ているワケではない。 たまに店に出ていると思えば、VIP客といつのまにやら奥の . . . 本文を読む