私は館山市の金丸謙一市長のことを殆ど知らないので憶測の域を出ませんが、記事の中で産業医の資格を持つ医師を置いていなかったという部分が引っ掛かりました。これだけパワハラによる労働災害が顕著になっている中で、たとえ任期途中であれ産業医の資格を持つ医師の配置に対応する様に議会で決めるのが市長としての仕事ではないのでしょうか。2008年、千葉県館山市の男性職員が自殺したのは過労やパワハラが原因として、妻ら遺族が市に総額約1億4700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が千葉地裁木更津支部でありました。山口均裁判長は、男性がうつ病を発症したのは職場の労働環境が原因と認められるとしましたが…。https://t.co/7IARBj55GP
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) March 4, 2021
金丸市長は既に館山市の市長を4期目の半分まで務めているとのことですが、御年72であれば58歳から14年間も続けていることになります。正直なところ72歳という年齢は高すぎですし、4期目という任期も長すぎだと思います。
ハッキリ言って、この年代で頭の柔らかさを持っている人は殆どいないと思っています。まぁ、4期目も続けられるというのは市民からの信頼があってこそなのでしょうが、その支持層は殆どがド昭和に浸かってきた世代だと考えると、令和の時代に於ける柔軟な対応ができるか甚だ疑問なんです。
況してや今回の判決では市専任の医師に産業医の資格がないことを知りつつ男性に無理をさせていた訳ですから、それでいて『引き続き働きやすい職場づくりや職員の適正配置などに尽力していく(記事の原文ママ)』と市長がコメントしても、果たして何処まで対応できるのか疑問なんです。
次の市長選挙は令和4年12月9日だと市役所のサイトには記載してありますから今後も約2年間は金丸市長の時代が続くことになります。任期満了まで金丸市長の時代が続いても、次の市長は若い人間に担ってもらうべきでしょう。否、そうさせないと“老いても子は従え”になりかねません。
よくよく考えてみれば、この“老いても子は従え”という構図も立派なパワハラになります。こうした現実を残してはなりません✊。