某市で行われた市議会議員選挙で34歳の男性が当選を果たしましたが、投票率は38.88％という体たらくで、そんな状態だから彼の様な人が殆ど横滑りで当選してしまったんですよね。900票あまりで当選なんですから、彼としては笑いが止まらなかったことでしょう。
然し乍ら、彼の様に派手さで当選した人物は過去にも沢山いました。今の時代はSNSというものがありますから人物像が即判明しますが、それがなかった頃にも多くの輩が立候補し当選してきた訳です。
では、そんな彼の様な人物が実績を残してきたのでしょうか。
私が知る限り、そんな人物は皆無でしたね。
大概が大した実績も残せずに半ば税金泥棒という汚名を背負って議員の職を離れているんです。
勿論、彼は“これからの”政治を担う訳ですから頭ごなしに否定するのは間違っているかもしれません。然し乍ら、彼自身には政治家になる為の実績も経験もないことを自らが発しているのですから、その様に思われても仕方がないんです。
私は常々、政治家を目指す人は自治会や町内会からスタートするべきだと書いてきました。いちばん身近で、報酬も発生せず、多少の間違いや失敗をしても許してもらえる段階が自治会や町内会なんです。まずは自治会や町内会で基礎と手弁当で参加することを経験しないことには先に進んだら駄目なんです。
もし彼が自治会や町内会の参加から始めていたら、必ず理解者が現れます。その理解者こそが先に歩みを進める際の推薦者であり、政治家となった後にブレーンになる可能性がある訳です。
きちんと自身が居住する地域の自治会や町内会に参加することで、市民の誰もが、
『ああ、どこどこの西本さんか。彼はボランティア活動に熱心だったけれど、遂に市議会議員選挙に立候補したんだ。さすがだね👍』
という感心、即ち心及び真及び芯からの理解者となるんです。下手なパフォーマンスなんぞ必要ないんです。目立つ必要もないんです。
ところが彼にはそうした背景がないんです。戸田市に越してきたのも最近だということですから何も足腰の強さになるものがないんです。これで政治家として、況してや【税金から議員報酬が出る】という立場になったんです。
正直、私からみれば彼は勢いだけの存在でしかありません。
自治会や町内会という第一段階の政治の場を経験せずに市議会という議会運営を全うできるんでしょうか。とにかく議会が上手く運ばないことには議員なんて木偶の坊です。況してや、どれだけ彼に思うところがあろうとも、現行の法律に則った議会運営の中で自身の考えを示していくことは経験値なしでは相当ハードルが高いと言わざるを得ません。
市議になったと同時に勉強していくなんて、あの国会議員の某イマイ議員と同じじゃないですか。それでは困るんですよ。
そんな有様だけに、早速嫌がらせ行為が始まっているようですね。そりゃそうでしょう。しっかりとした居住歴や政治の実績も経験もなしに選挙の為だけに引っ越してきた様な若造なんですから忌み嫌われるのは避けられないんですよ。※だからといって嫌がらせ行為は犯罪ですから止めるべきですがね。
さて、彼が半年後にどうなっているか……ですかね😏。