殆ど看板の架替だけに終わった新総裁選。思い切った舵を切った訳でもなく、これからの時代を見据えた感覚が研ぎ澄まされた若い世代でもなく、密室且つ談合で好きなポストを老耄たちが選んだに過ぎません。報道では盛んに速報を打っていましたが、とても速報の価値のあるものではありません。自民党新総裁に菅氏が決定。望月記者は官僚がモノを言えなくなる空気が強まり、情報開示の後退を懸念します。「多くの国民の声なき声に耳を傾け、市民目線に立った政治を」
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) September 14, 2020
<視点>望月衣塑子 菅政権の情報開示に懸念 官僚支配とメディア管理が進む恐れ【動画あり】東京新聞 https://t.co/gA51uC7Xyo
この現実の根底にあるのは、こうした連中しかいない与党でもなく、政権交代への決定打がない野党でもなく、安定の50~70%棄権を繰り返している有権者の怠慢以外にありません。有権者の行動の結果がこれであり、民主主義の国では其れを甘んじて受け入れるしかない筈なんです。
勿論、そんな弛んだ有権者に対して叱咤するのがメディアなんですが、そのメディアのトップが相次いで総理大臣と平然と飯を食う仲になり(これは今までに何度も書いていますが世界的レベルの大醜聞です)、本来の使命である公正中立の鎧を打ち捨ててしまったんです。これでは叱咤なんて期待できる訳がありません。
有権者の半分以上が毎回棄権し、メディアが政治家の囚われの身になれば、そこから生まれてくる現実なんて堕落以外にありません。そこに有権者が気が付けなければ亡国へと驀地なのは当然の成り行きでしょう。本当に絵に描いた様な堕落ぶりですよ。地球教科書があれば掲載を推薦したいくらいに情けない現実です。
ただ、こんな状態が未来永劫に続くとは思いません。どれだけ若い世代が辛酸を舐めさせられても、着実に彼らが時代のイニシアチブを握る訳です。そして彼らが社会の中心に立つ時に、耄碌した昭和世代はゴミの様に捨てられるんです。
勿論、こんな話が実現してはならないのですが、これまでの経緯を振り返れば大鉈を振るうしか道がないんです。少子化で昭和世代を養うだけの人材が明らかに足りない中では、そして彼らが人生を謳歌し日本の歴史のページを進めるには避けて通れないんです。
それを食い止めるには今からでも昭和世代が社会の中心から退き若い世代に道を譲らねばなりません。特に政治は1秒でも早くやらなければならないんです。その為には来る衆議院議員総選挙で政権交代をしなければなりませんが、それを有権者に気が付かせるまでの時間がありません。間に合いません。
よって昭和世代はゴミの様に捨てられるんです😔。