「悲運の闘将」と言われても、歩まれた実績はあまりにも大きい。
弱小球団を引き受けて強く育てる凄い監督、大好きな尊敬するあこがれの人だった。妻の実家が甲子園の近くで、もちろん阪神ファン。私の家は、藤井寺球場に近く近鉄ファン。だからずっと、セ阪神・パ近鉄の両方を応援してきた。チームができて、近鉄は弱かった。三原マジックも凄かったが、最下位近鉄を、地道に育て上げ、パの優勝を勝ち取るとは!! 本当にすごい事!!どこの弱いチームも、すぐに強いチームに作り上げる大監督はほかにいない。
すごいメンバーを集めて、恵まれた環境の下で勝っていく巨人とは価値観が違う。弱小球団を「育てる」「伸ばす」は、大変な苦労が伴う。あえて、一番しんどいことに挑戦して、ドン底から作り上げる指導力は並大抵ではない。すごい人物と昔から敬服している。
子供たちとかかわって52年、生きてきた世界は違うが 私の人生も、「育てる」「伸ばす」をモットーに歩み続けてきた。
昔の若いころ体育館のない学校で、バスケ中学大会・男女とも大阪府優勝を果たせたこともあった。その後、チャンスは何べんとなくやってきたが、失敗失敗の連続!夢見た大記録は果たせなかった。指導力の甘さ、運のなさ、メンバー不足・・・・その時の子らが、次々と還暦を迎える。高校・大学・実業団・教員等で頑張ってきてくれて、今は教えられ、子らから学び、昔なつかしい苦労話に花を咲かせるのが・・・楽しみである。西本監督の偉大な功績を学びながら、頭に刻んで、91歳?を目標に頑張れたら・・・。