何気なく見ていたインターネットのページに
19世紀中頃、養蚕業を営むメイナール家が
中国や日本から輸入するカイコ蛾の卵が輸送に適した
通気性のあるケースをさがして
小間物店を営んでいるフェルディナン・ルヴールが
空気の流れのよい箱を発案したのが
ヴァルレアスにおけるカルトナージュ産業の始まりです
と書かれていました。(省略部分あり)
フランスの伝統工芸カルトナージュのルーツが
日本のシルク繭とかかわりがあるなんて
新啓織物の秩父銘仙とhacoccoのカルトナージュが
特別なもに見えてきます。
お裁縫箱柄違い
開けてみるとこんな感じ
布地 新啓織物
カルトナージュ制作 hacocco
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週末の台風が気になります。
来店される方お気をつけていらしてくださいね。
10月25日は通常営業
10月26日は12:00~の営業とさせていただきます。
(ランチ営業は行います)
宜しくお願い致します。
中島京子さんが書かれた本"小さいおうち"という本のなかに
こんなくだりがあります。
やっとお家のことが片付いて、旦那さまと奥様にご挨拶をしたら
私は2畳の部屋へ戻り、そっと風呂敷を開くのである。
そこには、奥様から頂いたお下がりの銘仙が入っている。
数日前からこつこつと、正月用に仕立て直しているのだ(中略)
奥様の下さるものはお品がいいから着ていてとても気持ちが良かった。
(中島京子作・小さいおうちより)
昭和12年頃のお話です。
調べてみたら、銘仙は第二次世界大戦前まで
日本の衣料に欠かすことのできない織物だったそうです。
今、新啓織物さんの秩父銘仙のストールを手にする時、
時代は変わっても美しい布をまとうそのことは
不変なのだと思いました。
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