今日は映画の感想ブログ。
観たのは世界一キライなあなたにという作品。
この作品がものすごくよかったのでブログでお伝えします。
2016年に日本で公開された映画です。
簡単に今回もあらすじと感想をお伝えしたいと思います。
■あらすじ
イギリスの田舎町のカフェで接客業をしていたルイーザ(エミリア・クラーク )。
両親とおじいちゃん、そして妹と一緒に暮らしています。
ちょっと貧乏だけど、みんな仲良し。
しかし、働いていたカフェが突然閉店!
しかも妹は大学で勉強したいことがあると言いだし、
家計を支えるためにもルイーザは仕事を探すことになるのでした。
そこで見つけた仕事が、介助のお仕事。
介助と言っても入浴や排せつなどのお世話はなく、
未経験でもOKというお仕事内容。
しかも、期間限定だし、何よりめっちゃ給料が良い!
すぐに応募したルイーザは、
そこで車いすの青年・ウィル(サム・クラフリン )と出会います。
だけど、このウィルが非常に厄介なやつ。
ルイーザに心を開くことはなく、ずっと家に籠ってDVD鑑賞か音楽鑑賞…。
ただ、どうやら事故がきっかけで恋人と別れている様子。
その恋人がなんとウィルの親友と結婚するらしい…。
それに、半年の期間限定にはどうやら理由もある様子…。
ルイーザはウィルと一緒に過ごすうちに様々な彼の一面を知ることとなります。
もちろん、ウィルも。
そんな二人の物語です!
■感想
パラリンピック開催前に観た映画なのですが、
なんかパラリンピックを観ていて選手がどんな気持ちで
この日を迎えたのかなと感慨深くなってしまいました…。
車いす生活となったウィルは、元々活発で充実した毎日を過ごしていました。
恋人とも順調!
幸せいっぱいの生活の中で、バイク事故に遭って車いす生活となったのです。
一方でルイーザの毎日は家と仕事の往復。
ファッションは好きだけど、特に趣味という趣味はなし。
彼氏はいるけど、結構一方的な人。
ちなみに彼氏役を演じているのは、
ハリーポッターでネビル役を演じたマシュー・ルイスです。
ウィルはルイーザと出会って、
少しずつ生活に変化が起こりますが、
それはルイーザも同じ。
二人が良い方向に影響を与えていくのですが、
ウィルには一つずっと前から決めていたことがありました。
それは、6か月後に安楽死をするということ。
これを知らずに観ていたので、衝撃でした…。
順調に生活していたウィルにとっては、不自由な暮らしが耐えられないのだというのです…。
ただ、ルイーザは彼に惹かれていたし、折角であった人が死を選ぶのは耐えがたいと思っています。
だから、ルイーザはウィルにいろいろなことを体験してもらおうと試みるのですが…。
その中には上手くいかないこともあったりして。
でも、この様々な体験を通して二人の心は近づいて行きます。
たった6か月ですが、濃密な関係となる二人。
それでも、ウィルが安楽死をしたいという気持ちは変わることはなく…。
なんか安楽死ってどこか他人事だなと思っていたのですが、
こうして自分の大切な人がそれを選びたいと言ったら、
自分はどうするんだろう…と考えさせられました。
受け入れる?
それとも拒否する?
ウィルの両親もそれぞれに異なる意見を持っていました。
ウィルのしたいようにと言う父親。
自分の子どもが死を選ぼうとするのを止めたい母親。
また、ルイーザの母親も事情を知った時に、
自殺のほう助は辞めなさい!とルイーザに告げます。
いろいろな意見がありますよね…。
ただ、本人は今もその状態であることが耐えられないのです。
それぞれの立場の気持ちはすごくわかります。
家族が、友達が、恋人が、
安楽死を選ぼうとしていたら、
どうしたらいいのか。
愛しているって気持ちはどこへいくのかな…
そんなふうに考えて観ていたら、涙が止まりませんでした。
引くほど号泣してしまったので、
泣くと思う人はタオルを用意してくださいね!
でも、全体を通して、悲壮感は全くありません。
むしろ、惹かれ合う二人の姿にキュンキュン!という感じ。
本当、純粋なルイーザの姿をチラ見するウィルが可愛いかったです。
ウィルはイケメンだしね!
キュンキュンもするけど、
非常に考えさせられる映画でした。
久々に良い映画を観たなという気持ちです。
-----------------
SUZURIにてオリジナルグッズ販売中です。
こちらをクリックすると飛びます。
minneでもミニ原画など販売中!
過去の作品等まとめたHPは↓