映画観てきました!
室井慎次 生き続ける者。
先月、敗れざる者を観て、ずっと続きが気になっていました。
室井さんが選んだ人生を見れて良かったです。
今回も簡単にあらすじと感想をまとめていきたいと思います。
■あらすじ
警察を退職した室井慎次。
事件の被害者・加害者家族であるタカとリクという二人の里親として
秋田での暮らしをしている室井のもとに、
かつて担当した事件の猟奇殺人犯・日向真奈美の娘と思われる杏という少女が訪れる。
4人での暮らしとなった室井のもとに、
ある日、刑期を終えたリクの父親が訪れる。
リクが父親のもとに帰らなければならない日が訪れたのだ。
一方で、室井の家の車庫がボヤで焼失してしまった。
この火事にはどうやら杏が関係しているようだ。
また室井の住む家の近くで見つかった遺体についての事件についても、
少しずつ犯人がわかってくる。
かつてレインボーブリッジを封鎖した時の事件の犯人が関係しているという。
室井の周辺が落ち着く日はいつ来るのか…。
■感想
正直な感想としては、
良かったと思うシーンはあるものの、ラストの展開に拍子抜け
でした。
良かったなと思う部分は、
- 秋田の自然が美しい
- 子どもとの生活には限りがある
です。
とにかく、前作も秋田の自然がとても美しくて、感動しました。
きれいな星空、山々の美しさ。
吹雪いているシーンはきっと自然なものなのかな、と思いました。
リクのお父さん役の加藤浩次さんが自動相談所から帰るシーンで、
ぽとりと雪が木から落ちたのですが、これもナチュラルな出来事なのでしょうね。
ぽとりと落ちたのが、なんとなくこの時の状況に合っていてよかったです。
一番良かったと思った部分は、
親と子としての関係性ですね。
今作では、リクが刑期を終えた父親と暮らすため、
室井さんがリクとの生活を終わらせる必要がありました。
その時に、この生活には限りがあると話すシーンがあります。
タカは高校生。
今後の進路を考える時期です。
杏も一時的に室井さんのところで保護されているだけで、
本来は東京に戻らなくてはならない身です。
だから、4人で暮らす時間は限られているということなのですが、
これは里親・子だからとかわけではないですよね。
他の家庭だって、いつか子どもは巣立っていくものだし、
親だっていつまでも元気というわけにはいきません。
いつかは別れが必ずあるから、
限りがあるのだという言葉はそうだよな、と胸にきました。
前作では
子どもたちだけでなく周囲に室井さんの気持ちが伝わっているのかはわからないことが
多かったように思いますが、今作では、
周囲にも子どもたちにも室井さんの気持ちが伝わっていることがわかる内容でした。
室井さんは口数が少ないけれど、
きちんとその思いは伝わっているんだなと感じるシーンが多くありましたね。
その姿を見て、私は普段しゃべりすぎなのかも、と感じました。
室井さんみたいに、言葉はなくても頭をなでるとか抱きしめるとか、
行動で愛情を示していくことも大切だなと思いました。
ただ、ラストの展開には正直興ざめしました…。
嘘だろうというような展開。
そして最後に松山千春のエンディング。
急にテイスト変わったなと思いました。
これは観た人にしか伝わらないかも。
総合的には良かったのか?悪かったのか?
わからなくなります。
でも、若い人には親の気持ちが伝わる内容だし、
親世代の人には子どもの苦悩が伝わる内容にも感じました。
なので、幅広い人に見てほしいな…。
踊る大捜査線を観ていない人も楽しめそうな気はします。
レインボーブリッジ封鎖せよだけ観ていればわかる内容かもしれませんね。
総合的な評価としては星★★★って感じですが(星5つ中)、
なんか満足度が高かったので観てほしいです。
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