2月9日、木曜日、晴れ。
しばらく橋巡りが続きましたので、今朝は気分転換に「坂」を歩きました♪
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港区で坂巡り
先月ご紹介した「お江戸・東京 坂タモリ(港区編)」に東京坂番付(港区編)が披露されています。
今朝は東の大関、狸穴坂を絡めて、4本の坂を歩いてみました。
因みに、狸穴は「まみあな」と読みます。
麻布十番駅からトコトコ
都営大江戸線の麻布十番駅から出発。
方角を確認して新一ノ橋交差点を渡ります。
首都高が走る麻布通りの登り坂を北に進みます。
坂の途中にはーーー
参議院副議長公邸
これって、必要???
永坂更科発祥の地碑
藪、砂場と並ぶ蕎麦屋の御三家、永坂更科の発祥の地です。
寛政元年(1789)、信州特産の晒布商だった八代目清右衛門の趣味が高じて、ここ麻布永坂町の三田稲荷(高稲荷)下に店を出したのが始まりだとか。
かつては徳川家や皇室の御用達でもあったそうで、江戸の狂歌師 蜀山人は「永坂の蕎麦はよけれど高稲荷 盛り(森)を眺めて二度とコンコン」と詠んだそうな。
植木坂(↘↗)
「付近に植木屋があり云々、、、」(現地案内板)
右に一旦大きく下って、、、
北に向けて上り返します。
島崎藤村旧邸跡
晩年、大磯に移る前の18年間、藤村は此処で夜明け前などの作品を書き上げたそう。
坂の上は外苑東通りです。
引き返して、更に鼠坂を下ります。
鼠坂(鼬坂)(↘)
「細長く狭い道を、江戸でねずみ坂と呼ぶふうがあったといわれる。一名は鼬(いたち)坂で、上は植木坂につながる。」(現地案内板)
名前の通りの細い坂道でした。
坂下から、本命の狸穴坂に折り返します。
東の大関、狸穴坂(↗)
坂の名前は、猯(まみ:穴熊、狸の類)が棲む「猯穴」があったことに由来する説の他、魔魅(まみ:魔物の類)が住む土地という説や、間府(まぶ:坑道)に由来する説もあるとか。
この界隈が町らしくなったのは明暦の大火以降のことで、それ以前は人も住まない台地のへりの僻地だったことでしょう。
令和の世、狸穴坂の上では麻布台ヒルズの大規模な再開発が進んでいます。
麻布台ヒルズ・メインタワー
高さ330mは、あべのハルカス(300m)を抜いて日本一の高層ビルとなります。
因みに、4年後に竣工予定の常盤橋「Torch Tower(トーチタワー)」は高さ390mだとか。。。
タワーの向かいにはロシア大使館があります。
最後にタワーの東の小さな坂を訪ねました。
雁木(がんぎ)坂(↘)
「階段になった坂を一般に雁木坂というが、敷石が直角に組まれていたことから等ともいい、当て字で岩岐坂とも書く。」(現地案内板)
雁木坂と麻布台ヒルズ
西久保八幡神社の境内から。
麻布台ヒルズの再開発
港区麻布台、虎ノ門、六本木に跨る、総面積約63,900㎡ ( 1.9万坪 )の大規模再開発です。
タモリさんは本の中で、三年坂、我善坊谷坂、落合坂の3つの坂がこの開発で消えてしまったことを嘆いていました。。。
東京タワーを背に、桜田通りを歩いて会社に向かいました。。。
その途中にも大きなビルが、、、
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
地上49階、高さ266mはこの秋開業予定。
おまけの霞が関ビル
1968年竣工、地上36階、地上高147m
日本最初の超高層ビルが、今や小さく見えてしまいますね。。。😔
本日もご訪問頂きまして有難うございました。