がめらのフィールドノート

人と自然との出会いの中から湧き上がった想いや音楽、エピソードなどを、紹介します。

秋を満喫・八ヶ岳最高峰赤岳のんびり一泊登山

2013年10月29日 | アウトドア
今年の赤岳は10月下旬になっても雪がつかず、秋真っ盛りの美しい姿。
んでもって、今シーズンの赤岳頂上山荘は11/2でクローズ。

こりゃークローズ前にぶらりともう一回赤岳を楽しんでおきたいなー、と思うのが人情と言うもの。
今年は、8月の赤岳祭の日に登っているので、2回目です。

この日は台風一過の快晴。

夜明けを八ヶ岳高原大橋で迎えました。


日の出前の富士山。



そして上部だけ太陽に照らされて赤く染まった八ヶ岳。



美しいです。
もう、登る前からテンションが上がってしまいます。
気温は3℃。登るには問題ない気温です。


さて、実はこの日は、私も長年指導にあたっている都内T小学校5年生の自然教室が行われている日。偶然にも!?今日はみんなで県界尾根の小天狗に向かっての登山を実施する日です。
何をかくそう、昨年4年生だった彼らを担当したのがワタクシ。

こりゃー、ちょっとサプライズしちゃおっかな。

というわけで、早起きした割りにはのんびり支度して、8時頃からサンメドウズスキー場の上部ゲートから、県界尾根を目指しました。

落ち葉には霜がおりています。霜柱が大きく育っています。
八ヶ岳の秋は短そうです。






9時半、小天狗到着。ここが子どもたちがお弁当を食べるポイント。
んー、ちょっと早く着き過ぎたな・・・。

子どもたちが到着するのはたぶん11時すぎ。

のんびりこれから登る赤岳を眺めながら待つことにします。




しーんとした空気の中で、霜柱がとける音がきこえます。初めての経験です。静かにしているときこえるんですね。
なんとなく心が洗われていくような気がします。


11時半、こどもたちが登ってきました。

「あれ~、なんでがめらがいるの~?」
しめしめ。

あ、担任の先生や指導コーチたちには連絡済みです。念のため。






こどもたちにレモンティーをサービスして、下山する姿を見送って、くるり。
さて、いよいよひとりの世界。赤岳にまいりましょうかね。




日が傾き始めても、相変わらずのいい天気。

富士山もくっきり。





歩いてきた、小天狗・大天狗もうつくしいうねりを見せてくれています。




大天狗から一時間、右手に赤岳展望荘が見えてきました。頂上まであとちょっと!




15時、赤岳頂上到着です。久しぶり!ってほど久しぶりじゃないな。ただいまって感じです。



頂上山荘の方とも、もうすっかり顔なじみです。






西に沈む太陽に照らされる山肌、赤く染まる雲、美しいです。







翌日、ご来光は拝めませんでしたが、朝焼けの東の空も美しかったです。




どのルートで下りるか決めていなかったのですが、雲の様子を見て、稲子湯に下りることに決定。


朝ごはんを食べてゆっくり支度をして、7時半、頂上山荘をあとにしました。




横岳を経て硫黄岳までは、頂上山荘で同宿だった45歳の男性と一緒に尾根歩きを楽しみました。










彼は硫黄岳から赤岳鉱泉を経て美濃戸口へ。私は本沢温泉を経て稲子湯へ。

稲子湯からバスで松原湖へ出て、小海線で清里に戻りました。
車のたどり着くのはちょっと手間ですが、ローカル線の旅もいいものです。

ちょっと膝が痛くなってしまいましたが、今年の夏山シーズンを締めくくる楽しい山行になりました。

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