八ヶ岳二泊縦走…といっても、今回は二名をガイドする役です。ひとりは、今回登山初体験の30歳男性のGさん。もうひとりは22歳の男子大学生、山バリバリのKくん。Kくんは大丈夫として、Gさんにどう登ってもらうかが、今回の登山の最重要課題です。
1日目
県界尾根で一気に赤岳山頂を目指します。
1300mアップですから、「え~」っていう感じですが、過去にこのルートで、小学6年生や女子専門学校生が日帰り登頂を果たしています。
美し森駐車場に車を停め、タクシーでサンメドウズ「からまつロッジ」の脇まで上がります。中央道の渋滞で、到着が遅れたため、時間短縮を図りました。
天気はいいのですが、八ヶ岳の嶺々には雲がかかっています
上の天気は登ってみないとわかりません。雲の上に出ることを期待しつつ登山開始です。
10:25
スタート。始めはダラダラとした林道歩き。じんわりと汗がにじみます。20分ほどで県界尾根への登山口に到着。ここから急登が続き、一気に県界尾根にとりつきます。八ヶ岳にかかっていた雲がとれはじめ、青空が出てきました。
さてGさんは・・・
おっと、バテバテです
歩き始めの30分が一番きついですよ、とは言っておきましたが、予想以上のきつさのようです。呼吸法がまだうまくいってない様子。息が荒くなってきたら、しっかり吐かないと肺に酸素が入っていきません。毎年小学5年生と登っているルートなのですが、初心者にはなかなか手ごわい登りのようです。
12:10
予想タイムをだいぶオーバーして、小天狗到着。ここまでくればもう県界尾根の上ですから、しばらく気持ちのよい尾根歩きが楽しめます
お昼ごはんにすることにしました。私はコンビニのおいなりさんを3つ。これで十分。一方大学生のKくん。ガッツリとからあげ弁当。マヨネーズまでかけて…。いやぁ、そんなに食べたら登れないでしょ、って思っちゃう。若さだなぁ。
12:35
昼食を終えて出発。しばらく平坦な尾根道が続きますが、大天狗の手前から斜度があがってきます。大天狗手前の縞枯帯あたりから振り返ると、天気がよければ富士山や清里の町が一望できるのですが、今日は残念ながら雲の中です。
13:30
大天狗に到着。本当は12時頃に着きたかったポイントですが、スタートの遅れがひびいているな。ここから先はいよいよ赤岳に近づくにつれて、いよいよルートが厳しくなっていきます。焦っても仕方ありません。Gさんも、平坦な尾根歩きで、だいぶ持ち直しました
14:25
最初のクサリ場に到着。横ばいから垂直に連続的にクサリが張られていて、けっこうやっかいなポイントです。たまたま、下山中の家族と会ったため、先に下りてもらうことにして、しばし様子を観察。小学5年生と6年生の女の子がお父さんの指示で下りてきています。「絶対クサリを離すなよー」と声が聞こえます。そりゃそうだ。
聞くと、県界尾根での日帰り赤岳登山だそうです。すごいですね。
もともと高所恐怖症のGさん、ビビリまくりです。でも、覚悟を決めてもらわないとね。重心のかけ方、三点支持などをかるーくレクチャーしながらチャレンジ。もうひきかえせませんよ
あとはひたすらクサリとハシゴの繰り返しです。持久力の登山から、瞬発力も要求されるわけですが、気分転換になって私はきらいじゃないですけどね。
15:10
頭上の雲が集まり始めたな、と思っていたら、ポツ、ポツ、ポツポツポツ・・・ザーッ・・・
降り始めました。雷は来ていませんが、クサリや足場が滑りやすくなるのがネックです。
平らな場所を見つけてレインウェアを着用。ちょっと動きにくくなるのも嫌ですね。
15時までには到着したかったのですが、このペースだと16時頃になってしまいそうです。山小屋への到着としてはかなり遅い時間ですので、心配をかけないためにも、ここで、宿泊予約してたいた赤岳頂上山荘に一報を入れることにしました。
「はいはい、焦らず気を付けて登ってくださいね」
ありがとうございます。
16:05
赤岳頂上山荘に到着
いやぁ、時間かかったな。でも、Gさん、よく頑張りました
山頂からの絶景を見せてあげたかったけど、残念ながら雨雲の中。
小屋に入りましょう。
~つづく~
1日目
県界尾根で一気に赤岳山頂を目指します。
1300mアップですから、「え~」っていう感じですが、過去にこのルートで、小学6年生や女子専門学校生が日帰り登頂を果たしています。
美し森駐車場に車を停め、タクシーでサンメドウズ「からまつロッジ」の脇まで上がります。中央道の渋滞で、到着が遅れたため、時間短縮を図りました。
天気はいいのですが、八ヶ岳の嶺々には雲がかかっています
上の天気は登ってみないとわかりません。雲の上に出ることを期待しつつ登山開始です。
10:25
スタート。始めはダラダラとした林道歩き。じんわりと汗がにじみます。20分ほどで県界尾根への登山口に到着。ここから急登が続き、一気に県界尾根にとりつきます。八ヶ岳にかかっていた雲がとれはじめ、青空が出てきました。
さてGさんは・・・
おっと、バテバテです
歩き始めの30分が一番きついですよ、とは言っておきましたが、予想以上のきつさのようです。呼吸法がまだうまくいってない様子。息が荒くなってきたら、しっかり吐かないと肺に酸素が入っていきません。毎年小学5年生と登っているルートなのですが、初心者にはなかなか手ごわい登りのようです。
12:10
予想タイムをだいぶオーバーして、小天狗到着。ここまでくればもう県界尾根の上ですから、しばらく気持ちのよい尾根歩きが楽しめます
お昼ごはんにすることにしました。私はコンビニのおいなりさんを3つ。これで十分。一方大学生のKくん。ガッツリとからあげ弁当。マヨネーズまでかけて…。いやぁ、そんなに食べたら登れないでしょ、って思っちゃう。若さだなぁ。
12:35
昼食を終えて出発。しばらく平坦な尾根道が続きますが、大天狗の手前から斜度があがってきます。大天狗手前の縞枯帯あたりから振り返ると、天気がよければ富士山や清里の町が一望できるのですが、今日は残念ながら雲の中です。
13:30
大天狗に到着。本当は12時頃に着きたかったポイントですが、スタートの遅れがひびいているな。ここから先はいよいよ赤岳に近づくにつれて、いよいよルートが厳しくなっていきます。焦っても仕方ありません。Gさんも、平坦な尾根歩きで、だいぶ持ち直しました
14:25
最初のクサリ場に到着。横ばいから垂直に連続的にクサリが張られていて、けっこうやっかいなポイントです。たまたま、下山中の家族と会ったため、先に下りてもらうことにして、しばし様子を観察。小学5年生と6年生の女の子がお父さんの指示で下りてきています。「絶対クサリを離すなよー」と声が聞こえます。そりゃそうだ。
聞くと、県界尾根での日帰り赤岳登山だそうです。すごいですね。
もともと高所恐怖症のGさん、ビビリまくりです。でも、覚悟を決めてもらわないとね。重心のかけ方、三点支持などをかるーくレクチャーしながらチャレンジ。もうひきかえせませんよ
あとはひたすらクサリとハシゴの繰り返しです。持久力の登山から、瞬発力も要求されるわけですが、気分転換になって私はきらいじゃないですけどね。
15:10
頭上の雲が集まり始めたな、と思っていたら、ポツ、ポツ、ポツポツポツ・・・ザーッ・・・
降り始めました。雷は来ていませんが、クサリや足場が滑りやすくなるのがネックです。
平らな場所を見つけてレインウェアを着用。ちょっと動きにくくなるのも嫌ですね。
15時までには到着したかったのですが、このペースだと16時頃になってしまいそうです。山小屋への到着としてはかなり遅い時間ですので、心配をかけないためにも、ここで、宿泊予約してたいた赤岳頂上山荘に一報を入れることにしました。
「はいはい、焦らず気を付けて登ってくださいね」
ありがとうございます。
16:05
赤岳頂上山荘に到着
いやぁ、時間かかったな。でも、Gさん、よく頑張りました
山頂からの絶景を見せてあげたかったけど、残念ながら雨雲の中。
小屋に入りましょう。
~つづく~
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