愚かなビジネスモデル型経営者

久々に仕事の話題です。

野球の関西独立リーグがうまく行っていないようですね。
今度はユニフォーム代がどうのこうのとか・・・
言い訳を聴いてみますと、
「ビジネスモデルが期待通りに進まなかった」
みたいなことを言っていたように思います。

ビジネスモデル・・・僕が一番嫌いなビジネス用語です。

その理由ですが、個人的に実によく耳にしていたから。
だいたい破綻街道まっしぐらの経営者が、
言い訳として使っています。
そういう人との付き合いが多かったということなのかな？？
と、少し反省してみたりしますが、
周りに反面教師が多かったので、自分の中で活きていると、
勝手に良い方に解釈しています。

そんな経験から感じていたこととして、
「ビジネスモデル発想型経営は、
期待値を大きく上回るか、大きく下回るかのどちらかしかない」
（期待値どおりには進まない）
「数値至上主義者は失敗パターンに入ると弱い」
というモノがあるように思っていました。
掛け算タイプ経営者は、失敗しがちな人が多いですね。
例えば、何人のユーザーがどのくらいのお金を12ヶ月使ってくれたら、
いくらの売上になるとか、
何人の営業マンが、毎日平均何件の契約を取ってくると、
毎月いくらの売上になって、年間いくらの売上になる・・・
と、頭の中の理詰めの計算から入る経営者の皆さんですね。
こういうタイプの人は破綻モデルに入りだすと取り乱します。
こういう人の話はあまり信用しないようにしています。

ビジネスモデルが素晴らしいという経営者もいますが、
「必死に仕事をしていたら、勝ちパターンがみつかってしまった。」
という人がほとんどではないでしょうか。

商売の本質は掛け算ではないと思うのです。
足し算と引き算。
足し算と引き算をうまく組み合わせて、
儲かる仕組みを必死になって探す人。
そして、足し算と引き算の答えは現場にあるんだと感じ取っている人。
そういう人が成功する人なんだろうな～。

大丈夫ですか？お宅の社長さん？？