僕の親父の話

僕の親父殿は、昭和7年生まれ今年満75歳になります。
「満」です。
ちょっと血圧が高いくらいで、非常に健康な暮らしをしていまして、
あと5年は保証できそうです。

しかし・・・なぜ、ことさらに「満」を強調したのかと言いますと。
この間、実家に帰った時にこんな会話があったのです。

父「この間、敬老会の集まりに行ったったい」
僕「へーー。敬老会・・・敬老会に入る歳になったんだ！」
父「そっ！数えの77歳！喜寿やけんね！」
僕「数えの77歳って、なんかおめでたいけど、敬老会ってどこの主催なの？」
父「市！」
僕「市って、市は年齢を数えるのに「数え」は使わないでしょう？」
父「いんや！数えの77歳！めでたいけんね！」
僕「でも、日本には年齢の数え方の法律があって、それは満年齢って書いてあるよ！市が主催したんなら、満75歳でしょ？」
父「いんや！数えの77歳！めでたいけんね！」
僕「なんか案内状みたいなのがあるでしょ！」
父「あるよ！これ！」
僕「あっ！満75歳ってかいてあるやん！！」
父「本当ね？？ほうーーー、書いちゃる！でも、数えの77歳の方がめでたかろうが！」
僕「言われてみるとめでたいよね。これからも長生きしてください！」
父「ありがとう！」

もう頭から「数え年」が離れていないんです。
僕も、もう少し若かったら、コテンパンに論破していましたけど、
そんなことをしても父を悲しませるだけなので、そういう行動はやめました。
なんだかんだ言って大切な父ですので、気持ちよく生きてもらいたいものです。

でもね・・・
もし、万一、僕にお嫁さんが来ることがあって、
親父殿とお嫁さんが喧嘩したら・・・
１００％お嫁さんの肩を持ちますよ