義両親の訪問の続き
ドアがガチャっと開きバタバタと入ってくる姪っ子の姿。
そのあとに何も挨拶することなく廊下を歩いてくる義姉。。
私はドキッとしたがすかさず
「こんにちは」
と挨拶した。
しかし返事が帰ってくることもなく入ってきて、冷蔵庫をがちゃ。。
え?
なんで開けるの?
そして一言
義姉「え?さつきのジュースないじゃん。」
と。
えー??
なんで??
不平不満早押し大会が有ったとしたら圧倒的な早さで優勝している。
そして人の家で勝手に冷蔵庫を開ける無神経さ。
今思い出せば結婚して新居に引っ越した際にクローゼットまで見ていったことがあった。
やはり元々非常識なのだろう。
見落としていた。
当時のさつきちゃんと同じ二歳前を息子が迎えて思うが、ジュースや飲み物は親が用意して当たり前だ。
むしろ友達の家に子なしで遊びにいくときも自分の飲みたいものくらいはコンビニで買っていく。もちろん友達の好きそうな飲み物も一緒に。。
そして君たちはアポなしだ。
しかも産後まもないお母さんと赤ちゃんがいる家に遊びにいくのだ。
産後まもないお母さんと赤ちゃんがどんな生活をしているか知っているか?
もちろん義姉も経験している。
その当時息子は二時間おきに泣いていた。
平均的だ。
ここでじゃあ二時間寝れるじゃんと思う人はあまい。
二時間のうち30分は授乳。
10分ほどはオムツ交換、そして寝かしつけはその時々の時間がかかる。
そして連続して寝れるのはせいぜい一時間だ。
しかも朝昼晩に自分のご飯も食べないといけない。トイレだっていかないと行けない。
シャワーも浴びたい。
となると1日に一時間寝れるのが何回かしかない。
その時の感想は常に眠い。きつい。赤ちゃんかわいい。だ。
またこの時期のお母さんにはこの小さな命を守り抜くという使命と責任に押し潰されそうなほど神経質になっている。
いわゆるがるがる期だ。
寝かしつけて自分も寝ようとするが寝息が聞こえないと不安でねれない。そして何度も寝息を確認するほどだ。。
そんな家庭に遊びに来ていることを忘れてはいけない。
孫に会いたいとの希望に沿うため頑張って起きて相手してあげてるのだ。
それを絶対に忘れてはいけない。
義姉が来て数秒で早く帰ってくれと思っていると義両親と両手に荷物を抱えた旦那が入ってきた。
旦「嫁ちゃんイチゴもらったよ」
旦那はイチゴが嫌いだ。
なのにわざわざ買ってきたとなれば私への労いか。
私「イチゴ大好きです。ありがとうございます。」
旦那が冷蔵庫にイチゴを仕舞おうとしたところすかさず姪っ子が欲しがる。。
なんの躊躇や言葉もなくイチゴを洗い姪っ子に出す義母と義姉。。
いや子どもだし、全然いいよ?
けど今人にあげたもので君たちのもので失くなったんなら一言要るくない?
ん?
イチゴもらったよーからのイチゴ無いよーってこと?
別にかわいい姪っ子ちゃんの好物だからいいけどその親とばあは人としてどーなの???
私が親ならイチゴを欲しがるのは必須だとにらんでもう一箱買っておく。
そして
あれはおじちゃん、おばちゃんのだよ。さつきちゃんのも買ってるからこっち食べよう。
と。言う。。
これも躾のひとつだと思う。
だが彼らは人のものは自分のもの。
むしろ自分と他人の境界線が激甘なのかもしれない。。
もう、頼むから帰ってくれ。
そしてさつきちゃんはイチゴの先っぽしか食べない。
半分にかじられたイチゴが山積みになる。
それを見て義姉と義母は
味の違いがわかるのね。かわいーね。
などとにこにこしてみている。
時折こちらに
みて、この子の食べ方
と、話を振ってくる。。
ばかか?バカなのか?
そう、ばかなのである。
お気づきだろうか。
ここまで、わずか滞在時間10分の出来事だ。
長くなるのでまた続きます。。