ことの始まり

ことの始まりは産後二日目のことだった。

出産前には断捨離をして大掛かりな掃除をして一部屋空けた。

里帰り出産せず実母に手伝いに来てもらうための部屋だ。

ホテルのようにテーブルとベッドメーキングをしたベッドだけを置いて準備は完璧だった。

久しぶりに実母と過ごす日々が楽しみだった。

ベビーグッズも揃えた。

義姉がお下がりを色々と譲ってくれる予定だったが約束の日を越えても一向に連絡がなかったためこちらから催促もできなかったし、切迫早産の徴候があったため、こちらで揃えた。

そして待望の長男が産まれた。

家の片付けも間に合ったし、いいタイミングの出産だったと思っていた。

そんなとき旦那から連絡が入った。

旦「ねーちゃんからベビーグッズいっぱいもらったけどどうしたらいい？どこ置く？」

と。

なぜ今ごろ？

もう揃えたよ？

これからおちびと私の母も家に来るためそんなスペースないよ。

頭の中で色いろ考えた。

私「押し入れ片付けたらスペースできないかな？」

旦「え？俺の車一個分はあるよ。

まだねーちゃんの車にも載ってある。」

と。

頭が真っ白だった。

旦「空いてる部屋があるからとりあえずそこにばーっと置いておくよ」

と。

お腹が張ってるのに頑張って片付けたスペースはこれからの生活のためのものだ。

一瞬で要らないものたちで埋め尽くされて私の苦労は文字通り水の泡となった。

義姉の行動に腹が立った。

自身も出産経験があるのになぜ？と。

非常識にもほどがある。。

私のプランが変わった。

退院してから、まずすることは

家の掃除と片付けになった。

そうさせられた。。