室生犀星の有名な詩の臨刻です。 ( 石飛博光書 )
ふるさとは遠くにありて思ふもの/ そして悲しくうたふもの
これと同じく、故郷の思いを謡った有名な漢詩の一つに、李白の「静夜思」があります。
犀星がこの漢詩に触れたかどうかは分かりませんが、参考に味わって下さい。
「 床前ヲ月光照ラス / 疑ウラクハ是地上ノ霜カト / 頭ヲ挙ゲテ山月ヲ望ム / 頭ヲ低レテ故郷ヲ思ウ 」
顔を挙げて山の端を見 掛かる月を仰ぐ / 顔伏せ遥か遠く 故郷への想いは深い
〔追記〕 私の拙句
まわり将棋/ して和む子や/ 昼炬燵 (毎日新聞投句)