【刻字の樹】ブログ

「遊び心」で、【作者の心根】を想い臨刻し、木肌の持つ美しいさを生かした作品の紹介させて頂いています。  

【 刻字 ・・・ 「故郷は遠くにありて・・」(室生犀星) 】

2016-02-18 15:28:46 | 刻字と俳句、詩

   室生犀星の有名な詩の臨刻です。 ( 石飛博光書 )         

    ふるさと遠くにありて思ふもの/ そして悲しくうたふもの


 

 

 

 

         これと同じく、故郷の思いを謡った有名な漢詩の一つに、李白の「静夜思」があります。

      犀星がこの漢詩に触れたかどうかは分かりませんが、参考に味わって下さい。

                「 床前月光ラス / 疑ウラクハ是地上カト / 頭ゲテ山月 / 頭レテ故郷ウ     

         顔を挙げて山の端を見  掛かる月を仰ぐ / 顔伏せ遥か遠く 故郷への想いは深い


〔追記〕 私の拙句

  まわり将棋/ して和む子や/ 昼炬燵   (毎日新聞投句)