しば良平さん、安らかに・・・。

しば良平さんは、７月１０日午前３時９分、永眠されました。
弟さんが、掲示板にその事を書かれておりまして
その事を私は、知りました。
とても信じられない気持ちでいっぱいでした・・・。
5月に一度入院されていらした時に電話でお話した時は、
とても張りのあるお元気そうなお声で
お話されておりましたので・・・。

１年３か月、癌との戦い、痛みとの格闘は計り知れません。
「絶対奇跡を起こします、自分にはしなくてはならない事が沢山あって、
死ぬわけには行かないんだ。」
と、本当に強い心持ちで、もの凄く頑張っていらした、
しば良平さん・・・。
奥様にも感謝していらした
しば良平さん・・・。

本当に心残りで残念でなりません。
もっともっと生きていて欲しかったです。
とっても悔しいです。
お通夜で参列させて頂き、
自分の母の葬儀の時にも私は、泣きませんでしたが、
しば良平さんの御通夜では、
悔しさで、号泣してしまいました・・・。

私と同じ歳、まだまだこれからですのに・・・。
写真にしても、もの凄く勉強と努力をなさってらして、
富士撮影には命がけで取り組んでらして、その情熱は凄いものでした。
歌手としても、お忙しいでしょうのに、
お仕事の合間で少しでも時間があれば、富士山撮影。
これほどまでに富士山に
命を注いで、通われて、撮影なさって
大丈夫なのか、とても心配な程でした。

これからはあちらの世界でも、きっと人気者で、
心置きなく、大好きな写真を楽しんでいらっしゃる事でしょう。
もっと色々な事を教えて頂きたかった私にとっては、
本当に残念でなりません。

私は、こちらの世界でしば良平さんの愛機と頑張りますので
天国から見守っていて下さいね。
私がしば良平さんのカメラで、
撮影する事が、何よりの供養になると思います。
負けないように努力しなくてはいけませんね・・・。
何の取り得も無い私に
「センスがいいね。」
と写真の楽しさを教えて下さり、
大切にされておりました愛機を譲って下さり、
しば良平さん、本当にどうもありがとうございます。

「聖那ちゃん、正直なところ富士の頭の形で、９０％撮影場所が分かります。
分からないようでは富士は追いかけられません。通えば分かるようになりますよ。
今度行く時は、４月始めの本栖湖から身延山コースあたり良いですね。
身延山の桜は撮っておくべきでしょう。本栖湖から本栖道を下れば１時間かかりませんからね。
去年は絵の富士を夜中に撮ってから、身延山久遠寺に行きました。河口湖のこの角度珍しいよ。 」
などと色々とアドバイスして下さいました。
富士山の頭の形で撮影場所がわかるようにならないといけませんね。
せっかく、そのために、この歳で免許も頑張ってとりましたし、
しば良平さんに出会えて、自分の中で何かが変わったように感じます。

もっともっと勉強してこれからも精進したいと存じます。
本当に心から感謝申しあげます。安らかにお眠りください。
しば良平さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。