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ロシアによるウクライナ侵攻(侵略)武力行使に強く抗議します。
全国児童・青少年演劇協議会 運営委員会
ロシアのウクライナ東部独立を口実とした軍事侵攻が始まり、状況は混迷を極めています。この行為は、主権や独立の権利、武力による威嚇の禁止を明記する国連憲章違反であり許されるものではありません。軍事侵攻により、ウクライナの一般市民、子どもたちの生命の危険にさらされ、難民となり、暗く寒い夜を迎えています。
ロシアもウクライナも優れた芸術を生み出してきた国であり、文化芸術による国際交流を求める立場としても非常に残念であり速やかな平和的解決を願います。
同時に私たちは、この軍事侵攻の問題に関して、日本国内での軍備拡張の論議や平和憲法、非核三原則の見直しなどに言及する主張があることにも強く反対します。国際的な紛争解決は軍事力や暴力行為に頼ることのなく平和的に解決することを望みます。日本政府にも国際社会においてその役割を果たし、平和憲法に則った断固とした対応を求めます。
私たちは、児童・青少年演劇を通じ、すべての子どもたちと命の生きることの価値、文化芸術や身体、言論によるコミュニケーションのすばらしさを共有したいと活動を続けてきました。児童・青少年演劇人は、すべての暴力・武力による問題解決に断固反対し、どの国の国民の権利も保障され、子どもたちの人権が保障される平和的解決を望みます。
2022年3月5日
大阪市住之江区南加賀屋3-1-7 人形劇団クラルテ内
全国児童・青少年演劇協議会 運営委員会
e-mail zenjien@krb.biglobe.ne.jp