八王子現代家具工芸学校

八王子現代家具工芸学校での生徒達の木製家具の製作過程などの紹介。

変わり木。

2014-04-04 00:02:54 | 生徒制作過程
あっと言う間に2014年も3か月が過ぎてしまいましたね。今週から新年度、本校は本格的な長期の年間コースも全て回数でやっており、始めたい時に始められるように考えておりますから本校にはあまり関係ありませんので新年度って言う雰囲気が毎年感じられません。

今日は生徒さんがくれた材木についてです。ご自宅かご実家の庭で切ったクルミの木を持ってきてくれました。かなり変わった模様が入っておりますが、これは病気の木でこのようなシミが入ってきます。本来ならすてるような木ですが反対に私はこう言う木の方が面白いと感じております。乾燥しているので病気の部分はもう問題ありませんが、加工するのに柔らかくなっているところもあり難しいみたいです。他の生徒さんでもこう言うシミのある木が好きな人がおりましてその生徒さんがスプーンを作りました。かなり面白い模様になりましたが、何人かは病気の木で作ったスプーンとは聞きたくなかった見たいです。


黒柿などとは全く違った模様ですね。



生徒さんの一人がスプーンを作りました。本来の木目とシミと虎斑が混じり面白いですね。




こういう病気の木と言うのはなかなか手に入りにくいんですが、私のところには他に綺麗な模様のちゃんとした木もありますので今度そういう木も紹介します。