根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

扇谷 (阿蘇市小倉) 3月29日(水)

2023年03月29日 22時59分35秒 | 阿蘇山系

扇谷 (阿蘇市小倉)
(野焼き後の原野歩きと草の道踏査)

令和5年3月29日 穏やかな春日和

行程
大観の森(発11:40)→蛇の道(着12:20~昼食~発12:55)→ミルクロード(着13:00)
扇谷展望所(着13:10)→展望所突端に架かる吊り梯子(着13:25)→大観の森(着14:10)

扇谷と小倉坂(草の道)>
先日(3/5日)、野焼き見学をした「大観の森」からスタートして扇谷を越え
「小倉坂(草の道)」の到達地点がどこに至るかを踏査する。
*「草の道」とは、
阿蘇谷の中にある集落と外輪山の上にある 草原を結ぶ  嘗(かつ)ての坂道。

野焼き跡の原野
いつもなら藪で踏み入る事が出来ない野山にも、
野焼きの後のこの時機であれば何の遮るものも無く、
縦横無尽に野歩きを楽しむことが出来る。
今日は野焼きで焼き尽くされた
外輪壁(カルデラ壁)裾まで散策することとした。

【「大観の森」駐車場からスタート】
野焼き見学の時、草の道(小倉坂)の入り口は、
集落の女性から教えて頂いたが、入口からここまでは
その道は踏まず、草の道との合流点から出発することとした。

【登路から阿蘇五岳を振り返る】
コンクリトの車道(市道533号線)には「汚水」と記されたマンホ-ルの蓋、
何処から流れて来ているのだろうか?
その後は、車道は歩かず野焼き跡地に踏み入り、
黄スミレを観賞しながら直登気味に歩く。

【黄スミレ】

【点在する溶岩丘の美観】

【扇谷を抜ける「蛇の道」を仰ぐ】

【群生する黄スミレと遠景の根子岳・高岳】

【丘陵一面に群生する黄スミレ】

【大株のキスミレ】

【蛇の道を振り返る】

【蛇の道沿いの黄スミレ】

【蛇の道からの展望】

【柱状に並ぶ溶岩】

【ミルクロ-ド出合】
扇谷より登り上げた地点
たぶん小倉坂(草の道)の到達地点と思われるが
確証が無い・・・
(草の道の入り口は村人から教えてもらっているが
ル-トの到達地点は
村人からの確認が取れていないので今後の課題とする。)


ミルクロ-ド出合】←(Googleマップよりキャプチャー)

【扇谷展望所に向かって】
ミルクロ-ドは歩かず、野焼き跡をショートカット
相棒の石ちゃん足痛のため「ゆるゆる歩き」

【扇谷展望所へミルクロ-ドからの入り口】

【扇谷展望所からの景観】
左上の遠望は大観峰

【蛇の道をアップで】

【蛇の道とミルクロ-ド】

【扇谷展望所尾根突端からの景色】

【春リンドウと遠景の蛇の道】

【扇谷展望所尾根突端から急崖を下る】

【外輪壁に架かるロープと吊り梯子】

【外輪壁を宙吊り気味で降下】

【外輪壁基部から扇谷を抜ける蛇の道を展望】

【登路から、これから辿る急傾斜の原野を】

【大観の森駐車場付近から登路を振り返る】
正面のピークが扇谷展望所に繋がる尾根

【上の画像をアップで】

(2023.04.05加筆)

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阿蘇北外輪山一斉野焼き 3月5日(日)

2023年03月05日 23時25分24秒 | 阿蘇山系

阿蘇北外輪山一斉野焼き
(阿蘇市小倉の「大観の森」一帯)

令和5年3月5日 快晴

阿蘇市の一斉野焼きは二つの日程(①阿蘇山麓2/26日 ②北外輪山一帯3/5日)で
計画されていたが先日延期になっていた
阿蘇山麓の野焼きも本日同時に行われた。
阿蘇谷は、野焼きの煙で午前中から視界も悪くどんよりとしている・・・

今日の「野焼き見学」の目的地は北外輪山「大観の森」一帯である。
この地を選んだのは
昨年(2022.12.27)、「草の道・小倉坂」の下調べで立ち寄った際、
野焼き景観に相応しいロ-ケシヨン(その時の写真)
と思っていたからである。

(ちなみに「草の道」とは、
阿蘇谷の中にある集落と外輪山の上にある草原を結ぶ坂道)

【野焼きの見学先】
外輪壁(カルデラ壁)に枯れ野の原野が露出して、
ここだけが際立って目立つ。
(昨年、草の道・小倉坂の下調べ登山の際、撮影したもの)

【野焼き見学地】←(Googleマップよりキャプチャー)

阿蘇北外輪山一斉野焼き① 令和5年3月5日

阿蘇北外輪山一斉野焼き② 令和5年3月5日

(行程) 阿蘇大観の森駐車場(着13:00)→火入れ(13:30)~野焼き見学終了(14:55)
    →その後、集落に戻り小倉坂下見踏査

野焼きの火入れはおおよそ9時から始まり、
午前中は外輪山の上の原野から開始しされ、外輪壁側は午後の時間帯
となるのが通常のパタ-ンのようである。

【「輪地切り (わちぎり)」線 (防火帯)から火入れ」
現地には13:00に着いたが野焼き隊の姿は何処にも見当たらない、
果たして野焼きは「あるのだろうか」と疑問符が付く始末・・・

稜線(外輪山の)に、人の動きを遠目に気づくのと同時に
輪地切り帯に火の手が上がった。
後で気づいたのであるが輪地切り帯には
沢山の野焼き隊が先行配置されていたのである。

【原野裾野の野焼き】
当初は阿蘇五岳を背景に写真を撮ろうと思い、
原野の上部(外輪壁際)まで登っていたが野焼き隊に注意され
早々と駐車場近くの裾野に下っての見学となった。

【カズラを編みこんで作られている】
カズラは地元自生の「つづら藤かずら」と思われる?

【駐車場に建つ看板】

【裾野に広がる炎】

【外輪壁を焼く炎】

【燃え上がる谷間の炎】

【黒地の山肌に白煙舞う】
バチバチとした、けたたましい野焼きの音が去り
湯気のような白煙が静かに舞う・・・
この一瞬は、他では味合えない燃え去った後の静かな醍醐味である。

【大観の森公園駐車場傍で憩う、野焼き隊の村人達】

野焼き隊の村人数人に「草の道」の名前を尋ねたが
昔の駄道であったことは知っているが
名前は分からないとの返事であった。

(帰路の途中)

山から下り、県道213号線と出合う角の家に立ち寄る。
野焼きから帰ったばかりという女性と出会い
草の道の名前を尋ねると・・・
「名前は分からないが、自分は歩いたことがあるので案内します」
という事となり、山付に向かってもと来た道を5~6分位引き返す。
車道の縁から石畳みの山道が延びているを確認し、
昔の駄道である事に確証を掴んだ。

【「秋葉山大権現」の石碑】
集落の近くに鎮座。
石碑には「文久4年 甲子」と刻まれているので
160年位前の1864年時代かと思われる。

【小倉坂への取付き】←(Googleマップよりキャプチャー)

【小倉坂入口の石畳】

村に戻り、さらに女性は区長さんを紹介される。
区長さんいわく
「名前は知らないが、他の部落では何本も駄道を持っていて
部落名を付けているのが多い
小倉には一本しか無いので部落名を付けていたのでは ?・・・」
私なりの決論として今後「小倉坂」と勝手に呼称することとした。

あらためてご案内頂いた、ご女性に御礼申し上げます。

(2023.03.25 加筆)

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北向山 11月25日(金)

2022年11月25日 23時28分57秒 | 阿蘇山系

北向山(796.50m)  
(山腹の古道「南郷往還」杉並木散策)

令和4年11月25日 (穏やかな秋日和)

明日は好天気(高気圧が張り出し、放射冷却で冷え込む・・・)との
天気予報に誘われ、「どこか登りたいなあ~」と思案する。

1) 阿蘇の山紅葉は既に終わっているので北向山の原生林の中であれば
残り紅葉が観えるかも・・・
そして去り行く秋の山で、
        南郷往還道杉並木の大木から授かる、癒し効果を満喫したい・・・

 2) 昨年(2021.2.24) 登ったと時、心残りしていた課題が一つ残っていた。
その課題とは
「南郷往還道を横断して、尾根筋を更に北東方向に
      (戸下温泉側) 降下して、尾根突端を見極める事」

そんな思いを巡らし、相棒の石ちゃんに前夜に電話して北向山へ決行。

(行程) 俵山峠駐車場(発.11:00)→北向山頂上(着12:10)→南郷往還道分岐
         (13:10~昼食~発13:20)→峠道最高部を横断→尾根を北東進して突端の崖縁
         (着14:00)→分岐に戻り往還道杉並木散策(着14:10~発14:30)→
         北向山頂上(着15:25)→登山口下山(16:20)

南郷往還道跡・北向山の杉並木(2022年11月25日)

【南阿蘇やすらぎロード(昔の七曲峠)からの展望】
「噴煙が上がっているこの場所、何時かは行きたいなあ~・・・」
(現場に行った事のある石ちゃんの話では)
湯の谷・阿蘇観光ホテル(廃墟)の近くで「阿蘇吉岡噴気孔 」との事
バックの山は杵島岳

【一面を白く染める、ススキの原野が美しい : 七曲峠沿い】

【俵山峠駐車場から出発】

【真弓(マユミ・別名:山錦木)】
赤い実を付けたマユミの木々が登路沿いに
頻繁に現れ、目を楽しませる。

【カヤ場の薮漕ぎ】
背丈以上のススキが頂上近くまで果てしなく続く・・・
踏み跡が幾筋もつくられ(迷路化している)登路選定に困惑する。
過去3~4回歩いているのであるが今回も迷うこと一回あり、
結論として、稜線に向かって歩くことが正解なり。

【頂上直下の竹藪】
カヤ場のヤブゴキが終わると次は、
竹藪のトンネルが山頂直下まで続く・・・

【北向山の山頂標識】
竹藪に埋もれる標識、昨年は 刈り払いされていたのであるが・・・

【山頂部から眺める立野火口瀬と阿蘇谷方面】
「国道57号線」と2021.3月開通した「新阿蘇大橋」、
手前に「長陽大橋」その手前には「第一白川橋梁(2023年復旧予定)」。
遠景には阿蘇谷を囲む「北外輪山」そして
小国富士とも呼ばれる「涌蓋山(わいたさん1500m)」

【今年完成予定の立野ダム
ダム右岸の岩壁には、柱状節理の岩体が視える。

【ズームで】

【登路から望む南郷谷と山岳】
左から烏帽子岳・御竈門山・夜峰山。

【登路を振り返る】
落葉した木立の中の細尾根道を快適に歩く、
(画面右側は北向谷、左は南郷谷)
やがて登路は露岩地を経て、幅広い林床帯に変わる。
南郷往還道分岐手前で昼食。
昼食後、往還道を横断し更に北東方向(昔の戸下温泉方向)に
緩やかに降下して行く。

【稜線尾根を右側(東)に移動して白川側を望む】
眼下に見える白い建物は栃木温泉 「 小山旅館」と思われる。

【上記同じ場所からの眺望】

【稜線尾根を左側(西)に移動してまJR立野駅側を望む】
柱状節理の岩体が広範にわたって視える。

【南郷往還道分岐】
稜線北東側突端から離れ、往還道分岐
(北向谷と南郷谷を分ける峠の最高部)に戻る。
この画面の右側に下り「北向谷原始林」の中の
杉並木を散策・・・

【荘厳な巨木の杉が立ち並ぶ】

【天高く伸びている杉】
気分晴々で爽快感に浸る・・・

【幹回り3.5m位(推測) の巨木】

樹齢は何年位だろうか ?
「南郷往還跡」の史跡(菊陽町)が在る、追分石(道標)の後ろに建つ
石地蔵には享保11年(1726年)
と刻まれているとの事であるので大雑把な計算として
樹齢300年と勝手に推測。

(ちなみに加藤清正が「植えさせた」といわれている、
大津街道杉並木は樹齢は400年)

【気分最高・・・】
逆光でなければ立野火口瀬の風景が映えるのであるが・・・

【古(いにしえ)の情景を偲ぶ】
かつて、江戸時代に肥後の国府と阿蘇南郷とを結ぶ南郷往還道、
昔の人はこんな高度な山頂近くの山復を往来して山越えしたのかと古を偲んだ。

【阿蘇北向谷原始林の中を走る杉並木】

  ここから復路  

【稜線から覗く黒川の景観】
往路では逆光であったので再度、順光での撮影。
落差: 60 mの「数鹿流ヶ滝 : 日本の滝百選」も視えている。

【落ち葉を踏む音が快感】

立野橋梁 (たてのきょうりょう)・138.8m】
1924(大正13)年に完成 : 九州の近代土木遺産

【豊肥線】
立野駅でスイッチバック(逆Z型)してカルデラ壁を走る。

【阿蘇大橋交差点付近を通過】
国道57号線と並行して宮地駅に向かっている。

(登山を終えて)
今回は俵山峠から出発して、背丈以上に繁殖している
ススキ野をヤブゴキし北向山頂上に至る。
頂上から北東に連なる尾根筋を緩やかに降下し、南郷往還峠道を横断して
立野渓谷の崖縁近くまで歩き詰め、稜線の突端を確認した。

その後、南郷往還峠道の最高部に戻り、
北向谷原始林の中を走る南郷往還の杉並木を堪能し、
かってこの古道を往来しておられたであろう村人達を懐古した。

期待をしていた「残り紅葉」は既に落葉し、落ち葉踏みの登路となっていたが
立野火口瀬全景を山の上から眺め、去り行く秋山を楽しんだ。
以下、今回のル-ト図(概略)を添付

【ル-ト図①】←ネツトより無断でキャプチャー

【ル-ト図②】(←Googleマップよりキャプチャー  )


(過去の山行歴)
平成23・2011.4.25
平生27・2015.3.26
令和03・2021.2.24

(2022.12.03 加筆)

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根子岳・東峰 10月30日(日)

2022年10月30日 21時53分56秒 | 阿蘇山系

根子岳・東峰(1408m)     

令和4年10月30日 (穏やかな秋日和)

三俣山で観た紅葉絶景の興奮がまだまだ冷めやらぬ中、
次なる紅葉散策を根子岳と定め、自宅2階から見晴新道ル-ト(中山尾根)
の紅葉模様を双眼鏡で窺い、見頃到来と判断(阿蘇谷側)

根子岳の紅葉は西峰から眺めるのが最近の定番としていたが
今回は単独行であるので安心登山が出来る東峰とした。
東峰へは3年振り(2019.11.6)の登高となる。

今日は、大陸から高気圧が張り出し九州全域で秋晴れとの予報・・・

(行程) 大戸尾根登山口(発8:55)→展望所(着10:20~発10:40)→ワクド石(着10:50)→
    東峰頂上(着11:00~発11:25)→展望所(着11:40~昼食~発12:15)→
    大戸尾根登山口(着13:35)

 

【山頂直下の展望所(登路沿い)からの眺め】

 

【東峰頂上から見晴新道ル-ト(中山尾根)を眺める】

【紅葉と緑の競演】
紅葉の彩りの中に杉のグリーンが強烈な色彩を放っている。
後方の尾根筋は、前原牧場から登る釜割尾根

【展望所から南峰を望む】

【展望所から天狗岩を望む】

【地獄谷から立ち上がる岩峰を彩る紅葉】
キラキラと光るこの黄金色が登山者を魅了する
根子岳紅葉の特徴でもある。
ちなみに、黄葉の樹木は
壇香梅/白文字/黒文字/油瀝青/青文字・・・等々と思われる。

 (参考資料2020.10.26日 西峰で撮影)

【手前に黒文字(クロモジ)、中央下に檀香梅(ダンコウバイ)、最上部に油瀝青(アブラチャン)】


【二つ在る展望所の、上の段から南峰を眺める】

【マユミ(真弓)の実】
大戸尾根と釜割尾根(前原牧場から登るル-ト)が出合う
T字路に座す、「ワクド石」の縁際に植生

【東峰頂上から天狗岩を望む】

【頂上にて】
頂上で三脚を立てて写真撮りをされている好青年(熊本市内)と出会う。
山談義の中で南峰は今から登るがその他に行ける場所は無いかと聞かれ、
西峰の紅葉ロケーションを説明・・・
道順を聞かれ→私のブログを案内する。
(記事末尾にル-ト図と山行記を添付)

【頂上から、眼下に燃える見晴新道側の紅葉を望む】

【上記画像をアップで見晴台①】

【上記画像をアップで見晴台②

【見晴新道の屛風岩

【見晴新道から鏡(カガミ)ガウドに下る中山尾根を望む】
天の浮橋(中山尾根上に在る小岩峰)も視えている。

ここからは下山道にて  

【岩崖に張付いて、凛と咲く秋リンドウ】

【昼食をした場所(上段の展望所)から下山道を眺める】
右中央に登山口駐車場が視えている。

【登路沿いにスクスクと伸び立つ山辣韭

【天狗岩と南峰を背景に穏やかな牛が一休み】
沢山の登山者と出逢う為か、ここの牛は人なっこい・・・

【帰路の途中、箱石峠道の最高部から脇道に入り根子岳北面を眺める】
釣井尾根ル-トの踏み跡や鏡ガウドの堰堤も視えている。

 

(登山を終えて)

登路から眺める南峰(南郷谷)の紅葉はピークを過ぎつつあったが、
東峰山頂から眺める見晴新道(阿蘇谷)の紅葉は
まさに燃えるような黄金色の彩りに見応えがあった。

追記、東峰頂上で出会った青年のために以下、登山ル-ト図を添付

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓ 根子岳登山全ル-ト図 (2016.1.16 作成 したものを再編集)

       
各ル-トの主な山行記

①ヤカタガウドルート・・・⇒ 2011-5-25(天狗岩)  2011-6-29    2012-9-20(災害後)
②地蔵尾根(西尾根)ルート ・・・⇒ 2010-11-7 2012-10-29
③西峰新ル-ト(ヤカタガウド登山口より)⇒・2011-11-32013-10-29 2014-10-29 2020-10-26
④見晴新道ルート・・・⇒  2008-12-20 2010-11-3             
⑤中山尾根ル-ト(天の浮橋)・・・⇒2010-11-26 2012-11-19
⑥カガミガウドルート(鏡山がうど)・・・⇒2012-4-18  
⑦釣井尾根ルート(鏡山がうど)・・・⇒ 2009-2-6
⑧箱石・釣井尾根ル-ト・・・⇒ 2016-1-16
⑨箱石峠ルート(箱石尾根)・・・⇒ 2016-1-16 
⑩前原牧場ルート(釜割尾根)・・・⇒ 2007-11-7
⑪大戸尾根ルート・・・⇒ 2007-4-7
⑫南峰山頂ルート(山口山)・・・⇒ 2009-3-15 2009-10-31 2013-1-30
⑬鍋の平ルート(嫁の平尾根)・・・⇒ 2011-4-4
⑭日の尾峠ルート・・・⇒ 2008-11-12 (西峰本峰)2009-10-29 (西峰)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2022.11.16 加筆)

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阿蘇・烏帽子岳 5月17日(火)

2022年05月17日 22時35分09秒 | 阿蘇山系

阿蘇・烏帽子岳(1337m)   

令和4年5月17日 快晴

今年の烏帽子のミヤマキリシマは「例年になく美しい・・・」との
ネット情報が溢れていたので「それでは一度は観ておこう」
という意欲に駆られ、好天気を狙っての花見遊山となった。
(花の最盛は過ぎている模様ではあるが・・・)

烏帽子岳は過去(2008.10月)に一度だけ秋に登ったことがあるが、
それ以来であるので14年振りとなる。
もちろん烏帽子のミヤマキリシマは初見参である。

(行程)  草千里乗馬場(発9:30)→草千里西縁・尾根取付き(9:40)→
    烏帽子岳頂上(着10:40~南尾根突端踏査~発11:00)→草千里東縁・尾根→
    草千里分岐(着11:30)→駒立山(着11:50~昼食~発12:00)→草千里乗馬場(着12:10)
                 *工程時間は写真撮影を含む

阿蘇・烏帽子岳(1337m)のミヤマキリシマ (令和4年5月17日)

【肥後のあか牛】
車道沿い(阿蘇パノラマライン坊中線・吉一牧場付近)に遊ぶ あか牛。
広々とした牧野から
阿蘇谷と外輪山の壮大な阿蘇カルデラを堪能する。

【私の好きな、馬の足型(うまのあしがた)】
黄金色に照る光沢感のある花びら・・・

【草千里が浜の草原を黄金色で染め尽くす「馬の足型」】

【草千里東縁尾根を彩るミヤマキリシマ】
草千里西縁尾根から対岸の東縁尾根を展望する。

【登路から眼下の北向山を眺める】
立野火口瀬の先には熊本平野が広がる。

【丸太の階段が続く】

【西縁尾根から眺める景観】
正面には杵島岳・往生岳(右)

【西縁尾根から眺めるミヤマ】
見頃の花模様・・・

【草千里が浜をピンク色で囲む風景】
東縁尾根(右奥)もピンク一色で染まっている。

【山頂から南に派生している断崖の痩せ尾根】
尾根突端の奥には御竈門山(おかまどやま)が視えている。
烏帽子岳頂上直下の登路からの眺め。

【山頂標識】
ここから南側に派生している痩せ尾根を
踏査する。

【尾根両端は断崖絶壁】
踏み跡はあるが危険回避で、この場所で引き返す。

【山頂を振り返る】
断崖絶壁に流れ下るミヤマ・・・

【上記画像をアップで】
三色の微妙な色違いのピンク・・・

 

【断崖に張付く深山霧島】
右下を見下ろすと「阿蘇パノラマライン吉田線」が走り
恐ろしいほどの高度感を体感する。

【再び、山頂に戻る】


ここから、頂上を離れ「草千里ガ浜東縁尾根」を下る

【頂上から切れ間なく展開するミヤマの景色】
遠景に九重連峰

【火口の噴煙とミヤマキリシマの台地】
眼下に見える阿蘇山頂広場(右上)もピンクで染まっている・・・

【青空の烏帽子岳を振り返る】

【尾根腹を染めるピンク】

【草千里分岐付近に彩るミヤマ】

駒立山中腹から草千里が浜の登路を振り返る】

【駒立山頂上から烏帽子岳を望む】

【駒立山登路に咲く春りんどう

【株立の多い・・・春りんどう】

【阿蘇山頂広場側から烏帽子岳を望む】
下山後、「阿蘇パノラマライン吉田線」に回り
山頂から南側に派生している尾根筋を確認する。

【阿蘇のシンボル「米塚」】
緑滴る新緑が清々しくて、美しい  !!

登山を終えて
14年振りの烏帽子岳であったが当時と比べ登山道は
大きく様変わりして
至る所に九州自然歩道並みの丸太の階段が付けられ、
遊歩道歩きの心地で「驚き桃の木山椒の木」であった。
いつ頃改変されたのであろうか? 知らぬは私し だけかも (笑)

ミヤマキリシマ詣では
「くじゅう連峰」と私なりに決め込んでいたので
阿蘇の近場に住みながら烏帽子岳のミヤマは初めての見分となった。
花の最盛は過ぎていたようであるが
尾根道の裾は見頃の花模様が展開されていて、
周回ル-ト(西尾根~山頂~東尾根)すべての箇所で
花を連続して愛でられ
且つ阿蘇観光の風景も同時に楽しまれた。

これを機に「烏帽子岳ミヤマ観賞」を私の山行年間計画に加えることとした。

(2022.05.27日 加筆)

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