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人生最良の日? でXserve

2007-02-17 | ヌルヌルアーカイブ
いや~、うれしい。ほんとうにうれしい。もしかすると、いままで生きてきたなかでいちばんうれしいかも。何がそんなにうれしいのかというと、参加人数51名。応募総数765本のコピーコンペで、ワンツーフィニッシュをキメてしまったからだ。

お題は、「お取り寄せダイニングにお客様を呼べ!」。

クライアントは、ついこないだ王様のブランチでも紹介され、人気が赤丸急上昇中の「お取り寄せダイニング 十勝屋」。
http://www.tokachiya.com

去年の10月に銀座コリドー街にできたおされ居酒屋で、北海道の厳選食材を使った創作料理が食べられる。気に入ったメニューがあれば自宅へお取り寄せまでできてしまうというコンセプチュアルなこのお店へ、お客様を呼ぼうというのが今回の目的。選ばれたコピーはポスターとして制作され、B1の2連というでっかいサイズで新橋駅に貼られる。

実は、この十勝屋の支配人は前職時代の後輩で、俺がこのコンペの口火を切っていたりもするのだが、あくまで今回は1コピーライターとしての参加。クライアントが後輩という時点で結構なアドバンテージだが、それでも自信めいたものはまったくなかった。

俺は普段、仕事であまりコピーを書いていない。コピーを自分で書いていると、数が回せないからだ。コピーを書かない分、情報収集やプランニングをしっかりとやり、その結果をコピーライターに伝えて書いてもらう。そのほうが限られた時間を有効に使え、かつクオリティーの高いものができる。

「俺がもってきたコンペで、俺が優勝したらカッコいいなぁ……」

と漠然とは思っていたが、リアリティーはまったくなかった。
それでもワンツーをキメられたのは、いろんな人の支えがあったから。こんなことは普段まったく思わない俺だが、今回は素直にそう思えた。

うれしい理由はまだある。日本を代表するコピーライターのひとりである審査員に、事前審査で2本も票を入れてもらえたこと。「カンパイ!ラガー」や「エコロジークラスでいきましょう。シャープ。」など、あまりに有名すぎるコピーを書きまくっている東秀紀さん。

授賞式のあとは、十勝屋で打ち上げ。
しぬほど酒がうまかったのはいうまでもない。東さんに審査落ちしたコピーの添削もしてもらえた。

今回のコピーのポスターは、3月に新橋駅に掲載される。
やべぇ、また仕事がふえた――と思いつつ、最高のポスターにしてやろうと画策ちう。