Gomachan の後悔・・・航海日誌(?)

我ながら良く続いています
内容はともかく・・・
SINCE May-2005
続いているとは言えないですね

保田~夢マリ 復路

2006-12-13 19:55:32 | クルージング
2日目 帰路

7時半 起床 窓から外を見ると 風も無いしうねりも無い
もやは多少あるが天気は良さそう

8時に朝食を食べ 朝からビールを飲んでいるクルーを横目に
私も、とりあえず飲んでおく
ここで情報収集したUさんと話をすると これから波、風とも上がってくる様
昨日よりすごいらしい

9時過ぎポンツーンへ到着
昨日と メンバーを入れ替え、今日はY26へ乗る
Y船長がキャビンへ入っている間に 舫が解かれ 
自然と私がティラーを持っている、MS24の後を追い、しばらく起き出しし
セールアップ 今日は真上りの角度での航行になる
帰港時間を考慮すると 機帆走しかないと判断
途中 風がよければ エンジン停止するが 5ktを下回ったらエンジン始動を
勝手に宣言する(^^ゞ

(朝のうちは青空が・・・)

今日は上り、うねりがあればスプレー大会の予感
風も潮も真向かい・・・・

それでもY26は早い 機帆走と言え、ギリギリの上りを6ktで進んでいく
このペースなら 余裕・・・。
今日は 多少遅くなって 暗くなっても 勝手知ったるホームポート
日没後も何度も航行しているだけに 安心感がある
とは言え、明るいうちに着くのに越したことが無い

良い角度で上る

エンジンを落としてみる5kt ギリギリ

普段なら これでOKだが 今日は距離ああるため やむなくスロットルを倒す
本船航路ギリギリまでスタボで上り タック ポートでは角度が稼げない


GPSで見ると 予定針路に対し 90度近くずれる 少しでも角度を稼ぐと
ジブに裏が入りシバーする
やむなく ジブを巻き込んでの機帆走、ある程度角度を稼いでタック
ジブを出す・・を繰り返す

木更津を超え変進(針)すると しばらくクオーターで上れる
スロットルを少し戻し 6ktで上る

天気も良いし うねりも無い スターンデッキではHさんが居眠りを・・


本船航路付近で タック 再びスロットルを倒す
しばらく 本船航路に平行に航行 すると前方から派手な船が・・物凄い勢いで近づいてくる 
大島行きの高速船 40ktで走るらしい 針路を譲り 100mほど横を通り過ぎていく
けど、思ったほど 曳き波は無い
昨日と逆で 先に行ったMS24は影も形も見えない
機走 8ktは出るはずなので一直線に帰った模様・・・

ここで重要なことに気づく
そう、誰も昼食の準備をしていなかった
飲み物だけは沢山あるが・・・・・
すると店長(船長がいつの間にか 店長と呼ばれることになる)が
店の(キャビン)奥から ポテトチップやソーセージを出してくれる
「流石、店長!」と・・・・よく考えると すべて酒のつまみ(^^ゞ
店長は3本目のビールを飲みながら コンパニオンウェイに座っている

(新大陸発見・・・今日は時間が無いので寄らない)


このころからうねりが高くなり スプレーを浴びるようになる
なるべく クルーはスターンに座ってもらい、スターンへビーのトリムで走ることにする気持ちの問題だが・・・・

(振り返ると 西の空は・・・)


風も上がり、ヘルムスを交代し 昨日の話題 トラベラーを操作するが
片手では重くて動かない ティラーを持ちながらは 不可能
とりあえず トラベラーを出してみる わずか3cm出すだけでヒールが変わることを全員で確認 
Oさんがヘルムを取る ウェザーが少しきついとの事で ジブを100%まで巻くことに、改善されたのを確認して 機帆走で強引に登らせる

(黒い影に追いつかれそう)
ここで、雨がぽつぽつと落ちてくるがたいしたことは無い

すると、店長から「もっと、ヒールさせろ!」と、うれしい指令が飛ぶ
メインを引き込み 角度を少し落とす

(リクエストにお答えして)


横浜港が見えてくる、Hさんが「もう横浜」と言う、「やっと横浜が見えた」と私が修正そこから ベイブリッジを9時に見える位置まで 1時間かかった

時々レールが濡れるくらいの25度キープ
クルーも中央でずぶ濡れ状態でハイクアウト(後で聞いたら 「新しく買ったウェアの防水性能を試したかった」 との事でした。=結果は 高いだけあって ばっちりの効果だそうです)
時々30度ほど寝るが それ以上にはならない

(まだまだ余裕・・・・)

この船は、思ったより腰は在る様、20度ほどでこらえ 25度で安定 (今日の風では)
しかし 昨日の波でデッキを洗ったと聞いていたが
MS24に比べると フリーボードが低い、このため同じ環境でもかぶりやすいのだろう
今日は トゥレールも1回しか洗わない
この角度でスターンデッキで横に座ってると滑り台のようになる

見慣れた風の塔をクリア(ここは 思ったほど時間がかからず 見えてからすぐにクリアとなる=時間の感覚に慣れた為?)


ここで無性にホットコーヒーが飲みたくなるが
この揺れでは コンロは無理・・・やはり 冬の航海はポットが必須ですね~

(雲は増えたが 何とか持って 青空が・・・)

灯標をクリアし 風車めがけて330度、風は、ほぼ向かい
ここで機帆走を諦めセールダウン 後は機走で一直線とHさんがティラーを持つ

ここでMS24グループから電話
もう着きそうな雰囲気(後で聞いたら2時間以上前に着いていたらしい)

快調な 1GMだったが 突然 艇速が落ちる 2段階に
エンジンの力が無くなった様だし。回転が落ちた様
排気は問題ない、水も出ている
「ペラに何か巻いたか?」アスターンへ入れてみる
再び アヘッド 一瞬、何事も無かったように走り出すが、また同じ症状
ニュートラルへ戻すと エンジン停止してしまう
すかさず Oさんがエンジンを点検
ポケットから フラッシュランプを出し確認している

コックピットで私は「ジブ出します」とジブを展開する
日没が近いしノーコントロールは防ぐ為 とりあえずジブで帆走
GPSを見て3ktほど出る事を確認、エンジンが無くても2時間で帰れる
遅くても7時・・・
クルーにも焦り、不安は全く無い(Oさんはプロの機関士)

(こんな時でも つい、パチリ!)

私は帆走で鉄橋をくぐる方法を頭の中でシュミレーション
今の風なら 浅瀬ギリギリから 斜めに上れば 上りきれる角度
メインは上げたほうがいいのか? 今も3kt出るのだからこれでOKと判断
アンカーは準備だけしておけば良し
と、一人納得し 帆走を続ける
キャビンから出てきたOさんも 原因不明との事 エンジンをかけると
問題なく回る 2000rpmくらいで 恐る恐る機走開始 ジブを巻き上げ
すぐに エンジンのことを忘れ いつもと同じに戻る

まっすぐまだ何とか確認できる風車を目指し一丁苦線・・・一直線です


しかし、すぐに暗闇が・・・

(すっかり暗くなった若洲沖)

機走で鉄橋をくぐり 運河へ入るマリーナにはイルミネーションをした船が沢山
先週の続きのような感覚、
「ここにも居た」ステーだけでなくセール部分にもイルミネーションを付けている船が
しかもツリーまである(マストの前に)

バースへ無事着岸 18:00
後片付けも「良いから」「明日やるから」とY船長のお言葉でMS24メンバーの所へ
すでに店は終わり 暗い中で クラブの他のメンバーも一緒に再会
各自の艤装(?)を解き、駅前のカレー屋でお開きになりました

皆さんお疲れ様でした&(o^∇^o)ノございました

ヨットはエンジン (Mさんの言葉)
冬にはドジャー  (私)
手には防水グローブ(Mさんへ)
グローブ忘れても避け忘れるな(同じくMさんへ) 
昼食は忘れるな (クルー全員)
船長は店長? (Uさん)
You Have&I Have 引継ぎはしっかりと(Y船長)

予想がもっとすごい状況だったので、「まぁこんなものでしょう」
と軽く言えます・・・予想通りだったときは・・・・・「やっぱりね」なんて言えない状況 だったでしょう

(カメラが出てきたので本日は写真付です)

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