1316 手術、その後

翌日、先生が回診に来た時に、
初めて傷口を見た
思ってたよりもなかなか結構な感じで切られてた
しかもパンパンに腫れてるし
やっぱ大きく切ったせいか知らんけど、
やにこーズキズキと疼く
まぁ昼間はまだええんですけど、
夜がねぇ・・・
痛み止めを飲んでもあんまり効かずにほとんど寝れやん
あまりにも痛くて寝れんから、
先生にもっと強い痛み止めないんか聞いたけど、
今のが一番きついらしいし・・・
寝れんのやったら安定剤飲むか
と看護婦さんに言われたんやけど、
そんなん飲んだ事無いから何か怖くてよう飲まんかった


手術から５日目
ようやく包帯が取れた
初めて直で見たけどなかなかエグイなぁ
医者「傷口は綺麗やから明日抜糸しようか」
いまだに痛くて寝れん事を言うと、
医者「中でピンが当たってるんちゃうかな」
それだけ言うと、
どうこうしてくれる事も無く去って行った・・・
手術後からずっと言うてたんやけどねぇ・・・
一回装具を調整しただけやし・・・
相変わらず患者の言う事に耳を貸さん病院や


翌日、とうとう抜糸
抜いた途端に傷が開いたらどないしょう
とか思ったけど、
まぁそんな事もなくちゃんと引っ付いてた
傷も付いたんでようやく翌日の退院のお許しが出た

やぁ～８泊９日ホンマ長かったなぁ
今までこんなに長い事入院したのは初めてやわ
もうええわ
もう入院はええわ


それにしても入院中、
沢山の人がお見舞いに来てくれたのは、
ホンマ有り難かったなぁ
一人で居てるとどうしても悲観的なマイナスな事ばっかり考えてまうんで、
知り合いが来てくれるとそん時は忘れられるから、
ホンマ嬉しかったなぁ
御見舞いに来てくださった方々、
ホンマに有難う御座いましたm(__)m
僕はええ友人を持って幸せです

1315 手術

予定時間より早くから点滴を入れられて、
手術着に着替えて奥さんとゴン母と、
「あと半時間やなぁ」
とか言うてたら１０時ごろに、
看護婦「ちょっと予定が早くなったんでもう行きましょう」
全く心の準備が出来てないまま連れて行かれた・・・

点滴をカラカラ引きずりながら手術室に・・・
相変わらず嫌ぁ～な雰囲気で、
生きて帰って来れる気がしない
今回は全身麻酔やから余計にそう思った

手術台に乗せられて心電図に繋がれてマスクを当てらて、
もう怖くて怖くて脚の震えが止まれへん
麻酔医「今から点滴から眠たくなるお薬入れますねぇ～」
サァ～っと薬が入ってくるのが分かった
と思ったら、
あれよあれよという間に全く抗う事も出来ずに、
眠たくなるというよりも意識を失った・・・


次に意識が戻ったのは夕方６時頃
点滴とチン管に繋がれて、
まだ目が開かずボォ～っとした意識の向こうで、
先生と奥さん達が何か話してたけど内容までは分からん
何せやにこーしんどかった
あまりにもしんどくて、
次の日の昼まで全く飲み食いが出来んかったし

てか、やっぱりチン管が一番辛かったなぁ
自分の意思とは関係なくダラダラと出て行くあの感覚も嫌やったけど、
何が辛かったって抜く時やね
若くて可愛い看護婦さんに服をまくられて、
看護婦「さぁ抜いちゃいましょうちょっと辛いけど我慢してね深呼吸して次に息吐いた時に一気に抜くねぇ」
もう仰せのままにとしか言えんかったわ
そんで深呼吸し次に息を吐いた瞬間
看護婦「行くよっ」
でゅりゅでゅりゅでゅりゅ
もう何ていうか
内側をたわしで擦られる様な痛みと、
真空引きされた様な何とも言えんあの感覚は、
もう言葉では言い表わせんわ
抜いた後もしばらく辛くて、
やっぱ尿道が傷付くみたいでかなり沁みるし、
中に空気が入ってるかしてチンチンから屁が出るんです
隣でオシッコしてたおっちゃんがビックリして二度見してたわ
通算三度目のチン管ですが、
こればっかりは慣れる事は出来ません