
吉祥寺は、青森県の貞昌寺の徒弟秀廓和尚によって開かれ、江戸時代前期1665年秀廓が盛岡に来て念仏教化していたときに供米地を与えられて堂宇を建立されたといわれています。 開山の秀廓が迎えた本尊・阿弥陀如来像は「歯生いの阿弥陀」と呼ばれ全国的にも珍しく、わずか四体と言われています。 (伝説)・・・首なし弥陀
吉祥寺開山の際に青森の常年念寺から遷した本尊は首がなかった。二代目良真のころ、みすぼらしい虚無僧に一夜を供したおりに、「我にそが首のみあり。されど、いま路銭乏しければ、二百文にて取り換えたし」と言うので、言う通りにした。翌朝、虚無僧を見送った住職は、その姿が忽然と消え、昨夜渡した銭が山門の松に掛けられているのを見つけた。それ以来、本尊は完成された姿になったと言う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます