prr h-10s ; olympia precision models

2016-11-11 18:13:56 | 日記
当ブログをご訪問頂き有難う御座います。

今回は少し話題を替えて、鉄道に関するお話しを御紹介しようかと思います。

このブログを開始した時、テストとしてpennsylvania railroad の h-10 class 蒸気機関車の画像を掲載しましたが、この機関車について簡単な
説明を致します。 この機関車の活躍した当時、世界最大の鉄道の一つであった同鉄道の自社工場似て製造された当形式は、2-8-0の軸配置 (consolidation)- 我が国での、いわゆる"コンソリ"ー を持つ形式として、ペンシイ自社工場内で製造された機関車の中でも最も最期の時期に製造
された車両でした。
同鉄道による製作の機関車に特徴的なベルペア火室、高く直径の大きなボイラ、背の低いテンダーには走行中の給水の可能なウオータースクープ
も備えられていました。牽引力重視で小柄な為、専ら同鉄道西部の石炭輸送の任務に就いていた様です。
一部は L,I,R,R ー long island rail road に貸し出され、ニューヨーク周辺にて活躍し、当時のファンにも親しまれていました。

ご覧に入れる画像はこの prr h-10s の模型、日本の模型メーカー olympia precision models が、philadelphiaの gem models
(何れも現存せず)向けに、1964年に製造した、真鍮製モデルです。両社は1950年代より1980年終わり頃まで、主にアメリカ東部で活躍した車両を
中心に製品化、写真のモデルはその内でも、ruby signature と呼ばれ、キャブを中心に手打ちのリベットが施され、また、車両を収める化粧箱
も、紅いフエルト張りのものとなる特製モデルです。
動輪押さえ板には制作者の名と、シリアルナンバーが刻まれ、品番もスタンダードのものとは
異なっています。それ以外では各部の造りは他の同社製モデルと同じで、帯材を半田付けしたボイラーバンド等、メリハリを強調した外観、
プロトタイプの印象を的確に捉えたプロポーション等が魅力的な部分と言えます。

モデルは大分以前に購入したままの状態で、塗装が施されており、ダイヤグラスが良いムードですが、レストアする時には、LIRR の塗装と
レタリングを施そうかと考えております。 (モデルの画像は、twitter pelmam222 ;をご覧ください)prr h-10sprr h-10s

rambler in full house ;補項

2016-11-11 16:34:52 | 日記
上より1962 corvair spyder, 1950 rambler ,1963 rambler classic, 1960 dart

当ブログをご訪問頂き有難う御座います。前回までの -rambler in full house- に、幾つかの追記を致します。

・nash のコンパクトカーとしてのrambler ブランド復活は1950年。その後1951年よりsuper, ハードトップのcountry club、1953年より
custom, grennbrier, そしてamcとなった1954より de luxe ,cross country wagon 等、年々バリエーションを増やしましたが、
1955年にはhudson rambler, nash rambler,の両ブランドがグリルのネームプレートのみを違えて発売されました。1957年、nash,hudson
が消滅、1958年ambassadorのみランブラーのフルサイズとして存続、従来のコンパクトは〝american 6"として新たに出発しました。

・<訂正> 初回に1955 nash ambassador として掲載した車は statesman super です。ステーツマンとアンバサダーの外観上の相違は殆ど
ありませんが statesman 、ambassador special wb114 1/2"に対し,ambassador super6 ,custom各車はやや大きい 121.3"の
ホイールベースとなっています。

・corvair のデビューイヤーは1960年で、他各メーカーのコンパクトカーと足並みを揃えての登場でした。vw同様の水平対向6シリンダー
エンジンで、リアエンジン、後輪駆動。ドライブラインをコンパクトに一纏めにし、エンジンのブロック類にはアルミニウムが用いられました。
1962年にはターボモデルを用意、同年の oldsmobile f-85 turbo jetfire とともに、ガソリン車として、世界初のターボチャージャー
付き市販車となりました。
また、初期モデルには、コーナリング時等における挙動不安等が、批判を受け、話題になりました。その後改良を受け、
欠点は克服されましたが、後年登場したフォードのコンパクト、pinto のガソリンタンク引火事件と共に、コストカットによる欠陥車の事例として
よく引き合いに出されるコンパクトカーでもあります。

.1960年、chrysler より plymouth valiant が登場。初の chrysler a platform (いわゆるa-body)採用となり、1960年デビューした
dartはこの時点では dodgeフルサイズの廉価モデルで、dodge版 a-body "lancer" は一年後の1961になってデビュー,(実はこの lancer の名
も1955年に現れたdodge のフルサイズハードトップ custom royal lancer を受け継いだもの。)しかし 翌1962年には ,早くもこの lancerの
車名が消滅、(1962ダートはダッジbボデイ、ポラーラと共通),代わりに1963年、dartがdodgeのコンパクトに移行し、1963年よりヴァリアント
とダートは実質的な兄弟車となりました。

(これらの車につきましては、いずれ別の記事としてもう少し詳しくご紹介したいと思います。 -続く)