米経済が強いというよりも「米国が世界経済の足かせ」との見方もできますよね
ECBの緩和路線発表の報道を受けて米の金融関係者の発言で気になるものがありましたのでピックアップ。
「ハト派的な発言は上昇につながる可能性もある。その半面、(経済)状況がどれほど低迷しているかを示している場合もある」と指摘。「米国が一国だけで世界経済をどのくらいけん引していけるかという疑問が湧くだろう。ECBのニュースは、欧州から手助けをほとんど得られないことを示している」と語った。
米国一強主義を掲げてトランプラリーで株価が上昇していくときに何度か書きましたけど米国が強くなる=他国が弱くなるという経済政策なんですから、そういう結果になったと考えられます。
民主主義ではない中国に頼って世界経済を上昇させてきたツケもありますね。(国防的に規制をかけるのは間違いではない)
ただし資本主義経済において人件費も安くない米国で製造業が強く成長するのには限界があります。技術革新とその分野での最先端のテクノロジーを絶えず米国がリードしたとしても最先端ではない製品は他国も追随しており、人件費の安い国が製造業ではリードしていきます。
米国の自動車が売れないのはドルが高いからではなく、製品自体に魅力がないからです。というか米国向けの製品なんですよね。今までは米国向けの製品で米国がシェアをリードすればよかったのでしょうけど
貿易では自動車では米国勢はまともにやって欧州、日本はじめ、韓国、中国にも後れを取る傾向が進むでしょう。
技術革新においてはITでは米国がダントツでリードしてきましたが、携帯では中国韓国に後れを取っているように技術が追い付いて来れば人件費の安い国の製品が売れることになります。
1990年バブルの時の日本の電化製品メーカーが中国の台頭で沈んでいったことと同じです。日本は沈んでしまいましたが米国は沈むわけにはいかない「貿易の不均衡だ」「米国一国主義だ」となっているわけです。
なので上記に書いた
「米国が一国だけで世界経済をどのくらいけん引していけるかという疑問が湧くだろう。ECBのニュースは、欧州から手助けをほとんど得られないことを示している」という発言については・・・
馬鹿なのか?と感じてしまうのが素直な気持ちです。
また中国に対して「国防的に規制をかける」ことは正解だと感じます。今更感がありますけどね。 やはりG7がリードしていく枠の中では台頭してもらうには同盟国であることが必要です。
その為には民主主義であること、独裁主義もダメです。
なので中国も構造改革を進めて欲しいと思います、
現状のままの中国ならばG7各国は付き合い方を考えるべきと感じます。
これは民族統一のために北にすり寄る「現在の韓国」に対しても同様に思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます